夢見るニッポン旅石川・金沢加賀

美意識を訪れる石川

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イメージ

「加賀百万石」と謳われた加賀藩の財力と政策を背景に発達した独自の文化は、石川県に息づく伝統工芸や芸能の礎になってきた。その風土で長きにわたって育まれてきた圧倒的な美意識。歴史に彩られた格調高い伝統に触れられる一方で、スタイリッシュ&モダンなカルチャーも体験できる魅力も。街を歩けば、フォトジェニックなスポットやアイテムの数々に巡り合える石川県の中で、新名所が次々とオープンしている金沢エリアと、景観美と名湯を楽しめる加賀エリアを訪ねよう。

女性

金沢

石川県立図書館の写真

石川県立図書館

7万冊に囲まれる円形閲覧空間

加賀藩時代から“天下の書府”と称されてきた石川県。大切に受け継がれてきた資料を保存する役割も兼ねた100万冊の蔵書数を誇る図書館がオープンした。スタジアムを思わせる吹き抜けの円形閲覧空間に、12のテーマに分類された約7万冊もの本が並ぶ様子は圧巻。思いもよらない本との出合い、気軽に参加できるイベントなど、一般的な図書館のイメージを超えた体験が待ち受ける。

石川県立図書館

076-223-9565

石川県金沢市小立野2-43-1
営業時間 / 9:00〜19:00(土・日・祝~18:00)
※閲覧エリア
定休日 /月 (祝の場合は翌日休)  
料金 / 無料
駐車場 / 400台 
HP / library.pref.ishikawa.lg.jp
アクセス / 北鉄バス「石川県立図書館」バス停から徒歩すぐ

2022.7 OPEN!
石川県立図書館の写真 100種以上、約500の閲覧席を設置。お気に入りの場所を見つけたい。
石川県立図書館の写真 仙田満氏をはじめ、多くのクリエイターが関わっている。

好日用品店 こうじつようひんてん

贈りたい、使いたい日用品を厳選

カットガラス作家の廣島晴弥さんと、ギャラリーなどで審美眼を培った妻の友紀さんが開いた、日々を彩る良きモノを扱うセレクトショップ。晴弥さんが手掛けるブランド・h collectionはグラスが中心で、ウイスキーや日本酒、水など飲み物に合わせた器が並ぶ。若手作家の九谷焼、漆器など、使い勝手の良さが際立つアイテムはどれもすてき。

好日用品店 こうじつようひんてん

076-255-6998

石川県金沢市本多町1-5-5 本多町コーポ105
営業時間 / 1:00~18:00 定休日 / 火・水
カード / 可 
インスタグラム / @kojitsu_yohinten
アクセス / 北鉄バス「思案橋」バス停から徒歩すぐ

好日用品店の写真
好日用品店の写真 硬くて軽いソーダガラス製のウォーターグラス3,850円(左から2番目)など、素材、形共に豊富。右、料理が映える青磁の九谷焼3,300円
足跡

和栗 白露 わぐり しらつゆ

隠れ能登名物が味わえるカフェ

情緒豊かな街並みが良く似合う和栗専門カフェ。能登半島出身の店主が、地元の名産品であるクリの魅力を広めたいとオープンした。生のクリを-2℃で45日間熟成させた後に蒸し焼きして、糖度30度にまで高める能登[松尾栗園]の焼き栗をはじめ、各地の契約農家から届く和栗を使い、目の前で絞るモンブランやパフェに仕立ててくれる。

和栗 白露 わぐり しらつゆ

なし

石川県金沢市観音町3-1-16
営業時間 / 11:00~16:30LO
定休日 / 不定 カード / 可 席数 / 20
インスタグラム / @wagurishiratsuyu
アクセス / 北鉄バス「橋場町」バス停から徒歩5分

和栗 白露の写真 [松尾栗園]の熟成焼き栗を使う、ふわふわのモンブラン。栗本来の素朴な甘みと香ばしさが楽しめる。1日20食限定、2,420円。
和栗 白露の写真
和栗 白露の写真

加賀

吉祥やまなかの写真

吉祥やまなか

開湯1300年を誇る名湯に癒やされる

至れり尽くせりのもてなしが受けられる、渓谷美が見事な大聖寺川沿いに建つ湯宿。温泉街を散策したくなる色浴衣一式の貸し出しや、湯上がりドリンクやスイーツ、山中節の夕べなど、温泉を楽しむ工夫が満載! シェフが目の前の鉄板で焼き上げてくれる、ふんわりパンケーキサービスなども。10月からは、蒸し、焼き、造り……とさまざまなズワイガニが満喫できる会席付き宿泊プランも始まる。

吉祥やまなか

0761-78-5656

石川県加賀市山中温泉東町1-14-3
営業時間 / IN14:00~OUT11:00
料金 / 1泊26,500円〜(1室2名利用時1名あたり、
2食付き、税サ込、入湯税150円別途)
カード / 可 
インスタグラム / @kisshoyamanaka
アクセス / JR加賀温泉駅から送迎バスで25分

吉祥やまなかの写真 大聖寺川を眺め渡すことができる露天風呂、趣が異なる3カ所の無料の貸切温泉のほか、ロビーには足湯が。地酒バーが楽しめる食事処もある。
吉祥やまなかの写真
吉祥やまなかの写真

GATOMIKIO/1 ガトミキオワン

日々の暮らしに寄り添う洗練の器

1908年創業、山中漆器の伝統を継承する[我戸幹男商店]の直営店。石川県内で「塗りの輪島」、「蒔絵の金沢」と並び称される木地の名産地に受け継がれた技術と、モダンなセンスが融合した器が並ぶ。木目が美しいカップ、木地の風合いを大切にしながら塗りを施した椀など、まったく同じ器が存在しないのも魅力。

GATOMIKIO/1 ガトミキオワン

0761-75-7244

石川県加賀市山中温泉こおろぎ街二-3-7
営業時間 / 9:00~17:00 定休日 / 木
カード / 可 
インスタグラム / @gatomikio_shouten
アクセス / 北鉄加賀バス「山中温泉」バス停から徒歩13分

GATOMIKIO/1の写真
GATOMIKIO/1の写真
足跡

実生 みしょう

献上加賀棒茶で知られる老舗

江戸時代末期創業の製茶場。昭和58年に石川県で開催された全国植樹祭の際、昭和天皇に一番摘み茶の茎を浅く焙じた棒茶を呈したことから誕生した献上加賀棒茶で知られる。隣接する工場で茶を焙煎する様子を見学することも可能。端正な中庭に面した茶房では月替わりの菓子、風味が異なる数種のほうじ茶、煎茶などが楽しめる。

実生 みしょう

0761-75-7244

石川県加賀市動橋町タ1番地8
営業時間 / 10:00~17:00
(喫茶~11:30、13:00~16:00共にLO)
定休日 / 水 席数 / 10 カード / 可(喫茶は不可)
HP / misho.kagaboucha.com
アクセス / JR動橋駅から徒歩15分

実生の写真 献上加賀棒茶、加賀ほうじ茶、加賀玄米茶、煎茶、4種のテトラ型ティーバッグを各2袋詰めた人気のセット、1,080円
実生の写真

山海堂 さんかいどう

父娘が作る、四季折々の最中菓子

山中温泉の入り口で1905年に創業した和菓子店。季節ごとに趣が変わる最中菓子が人気を呼ぶ。菓銘は“そっとひらくと”。名の通りに最中皮を開くと、日本の四季をモチーフにした干菓子と占いのミニ札が。四代目が考案し、五代目を継ぐ黒田麻実さんが手作りする。あまりのかわいさに食べるのが惜しくなるかも。

山海堂 さんかいどう

0761-78-1188

石川県加賀市山中温泉湯の本町ク-8
営業時間 / 9:00~17:30(木・日は〜13:00)
定休日 / 火 カード / 可 
インスタグラム / @sankaido
アクセス / 北鉄加賀バス「山中温泉」バス停から徒歩4分

山海堂の写真 9~11月に販売される「あきゆらら」。州浜の栗、生砂糖生地の照葉、金平糖など、6種の干菓子が詰められている。1個390円
山海堂の写真
足跡

金沢・加賀マップ

地図

access

電車●JR大阪駅→サンダーバード・金沢駅。
大阪市内から約2時間45分、片道7,260円

わたしの石川旅 エピソード&フォトコンテスト 2022.10.31Mon 11.30Wed

SAVVY公式WEBサイト「SAVVY.jp」内で、上記期間中に石川県にまつわるエピソードや写真を募集します。ご応募いただいた方のなかから優秀作品を選定し、すてきなグッズやページ内で紹介のSAVVYおすすめ商品をプレゼント。この機会にあなたの石川旅を教えてください。

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