レストランパティシエならではのテクニックを存分に

「コースの最後に出されるデザートの技術を極めたい」と、大阪や東京、フランスの星付きレストランで腕を磨いた平山信行さんが開いたスイーツ専門店。「地層シリーズ」と名付けられたデザートケーキは、クリアケースに季節のフルーツや果実ソース、ハーブなどを重ねる美しさも兼ね備えた品々。「カットケーキではむずかしい、とろけるような食感やジューシーな果物の味わいが自宅でも楽しめるようにと工夫しました」。そう話す平山シェフの探究心はとどまるところを知らない。

フレッシュよりも香りや風味が強く感じられるように果汁を煮詰めたクリーム、プリンレベルの濃厚カスタード、2種をブレンドする生クリームを巻き込んだロールケーキは1日に2度買いに来るファンもいるほど!薫製チーズケーキに燻製クッキーを添える提案をするなど、独自の理論に基づく新作を日々編み出している。

地層シリーズ

薫製チーズケーキ

濃縮ロールケーキ

暮らしに四季折々の彩りをとの思いから店名を考案。ハーブやスパイスを効果的に使い、レストランで培った加熱濃縮や冷凍燻製などの技法を駆使してデザートを作る。