阪神間には、おいしいパン屋さんがいっぱい!
話題のお店が続々とオープンしていたり、独自の取り組みを行う個性的なお店が増えていたり。
ここ数年のパンニュースをぎゅぎゅっと集めました!

vol.3　最新ベーグル店は具だくさんなおかず系に注目

岡本［PoPo Bagel（ポポ ベーグル）］

軟らかベーグルに
家庭の味をサンド

料理好き＆製パンのインストラクターの資格を持つ店主（上写真中）が作る、軟らかいベーグルの専門店。強力粉の配合や発酵時間を調整することで、ベーグルらしいむぎゅっと感は残しながらも、しっとりとした生地に仕上げる。約20種類のメニューの中でも、一押しは店主の家族も大好物だという、キュウリのワサビ漬けをサンドしたもの。「ワサビ漬けだけど、つんとした刺激はほとんどなし。甘めのキュウリと合う、さっぱりした味わいで一度食べるとはまります」とは、店主の夫であるオーナー（同左）談。大切な家族に食べてもらうような気持ちで、具材もソースも愛情を込めて丁寧に手作りしているのが伝わり、ひと口頬張れば温かい気持ちに。

1.高菜漬けをゴマ油で炒めて風味を出してからをマヨネーズを合わせ、チーズをトッピング。お酒のアテにも。たかなチーズ380円
2.ほくほくのポテトサラダと、たっぷりの明太子を合わせた黄金コンビ。ぴりっとした辛さで食が進む。めんたいポテサラ380円
3.低温調理でしっとりと仕上げた、黒毛和牛ローストビーフ（ハーフ）500円（数量限定）。タマネギソースとマッシュポテトも名脇役。

4.砂糖で甘みを加えてから漬けることで、ワサビの爽やかな風味だけが残る。ロースハムとの相性も◎。きゅうりのわさび漬け320円
5.開いてからサクッと揚げたエビフライ2尾に、新鮮なレタス、あふれんばかりのタルタルソースでボリューム満点! えびフライ550円
6.ミネラル分豊富な天然飼料で育てるニワトリから産まれた高級卵・蘭王をぜいたくに使って。卵の味が濃く満足感あり。たまご400円

写真／島田勇子　取材・文／西村円香

阪神西宮［HIPPO BAGEL（ヒッポ ベーグル）］

具材も全て無添加
みんなにうれしいベーグル

「子どもが思いっきり食べられるパンがあれば」とかねてより考えていたという、元看護師の店主・木本裕子さん。コロナ禍を機に本格的にパンやベーグルの作り方を学び、自身の店をオープンした。自家製の酒種酵母で北海道産小麦のおいしさを引き出した生地は、しっかり弾力がありながらも歯切れは軽やか。ほんのりうま味があり、おかず系の具材との相性もばっちり! ベーコンなどの加工肉は添加物・防腐剤不使用のもの、砂糖はきび砂糖など材料もなるべく安心して食べられるものを選ぶ。酵母が自家製のため週2回のみの営業なので、お目当ての味を求めオープン前から続々とお客が列を作っている。

1.枝豆と大葉という、ありそうでなかった組み合わせで、無添加のソーセージをさっぱりおいしくいただける。枝豆大葉ソーセージ350円
2.優しい甘み＆酸味のマスタードと、無添加のソーセージを巻き込んだ、見た目よりあっさりした味わいのソーセージマスタード280円
3.きんぴらゴボウの和風の味わいも、意外なほどにベーグルにマッチ。チーズの風味で奥深さをプラス。きんぴらごぼう360円

4.スライスした無添加ベーコンとレンコンに、チーズのコクと枝豆の食感も加わった食べ応えのある一品。ベーコンとれんこん380円
5.深く入れた切れ込みにバターと明太子のうま味がじゅわっと染み込む。よつばバター、無添加の明太子を使っためんたいこバター330円
6.ベーグル生地と相性抜群な、甘辛い味付けの国産牛肉をサンド。さっぱりした大葉が程よいアクセントに。牛肉いためサンド450円

写真／エレファント・タカ　取材・文／SAVVY