編集長の竹村です。
「誰が興味あんねん」な、映画紹介の3回目です。
今回で終わります。
先日も書いたとおり
『大脱走』『パリ、テキサス』は、わりと不動の1、2位なんですが、
3位は、「これだ!」って感じでもなくて、悩みます。
(まぁ、しょっちゅうベスト3を聞かれるわけでもないので問題はないのですが…)
観る人の状況や立場によって、ぜんぜん感想が違う映画を選びました。
『ブルーバレンタイン』。
『ブルーバレンタイン』は、2010年のアメリカ映画で、
主演はライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズが主演の人間ドラマです。
ざっくりとしたストーリーは、
アメリカの地方都市、あまり裕福ではない中の下、あるいは下の上くらいの
男女二人が出会って、恋に落ちて、結婚・出産を経て離婚する。
というものです。
あえて人間ドラマと書いたのは、
見る人によって、ラブストーリーであったり、サスペンスであったり、
そうやんなーと共感するのか、痛いと身につまされるのか。
いろんな方向性の感想があるからです。
(まぁ、映画とかドラマってもともといろんな解釈があるもんなんですが)
特に、夫側視点で見るのか、妻側視点で見るのかで
まるで感想が変わります。
特に、もう別れると決めてから二人でホテルに行くシーンが、なんともかんとも。
ちょっと奮発して良いホテル(といっても、妻の好みではない)を選んでテンションが
上がる夫。一方で、とにかくこの時間をやりすごしたい妻。
優しさなのか同情なのか、って感じですけれども
前半で二人が恋に燃え上がるエピソードがあるだけに、重いですね。
そういえば、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でも、
同じようなシチュエーションがありますね。
二人の会話劇で進んでいくので、
演劇的といいますか、ダルいと感じる人がいるかもしれません。
(会話劇といえば、池松壮亮と菅田将暉の『セトウツミ』は名作です)
全体的に貧しさがつきまとっていて、映像もざらっとダークトーンなので
テンションが上がるぜ!っていう映画ではないです。
クリスマスシーズンは、やっぱり『ホームアローン』とかがいいですかね。
もうちょっと苦みがあるなら『ラブアクチュアリー』とか。
それではどうぞよろしくおねがいします。
過去の記事はこちら
第1夜 『大脱走』
第2夜 『パリ、テキサス』
※編集長日記は、毎週金曜更新! 次回は12/8(金)更新予定です。
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