19歳の“ラストティーン”を駆け抜け、ついに“二十歳”に。ピン芸人・はっぴちゃん。が、笑顔のその先へ。歌って踊ってしゃべって笑わせる日々を綴るWEB連載、新章スタート!

はっぴちゃん。/大阪出身のピン芸人。歌・ダンス・ギターなど多彩な特技を活かし、明るく元気なパフォーマンスで注目を集めるZ世代の新星。R-1やネタ番組でも活躍中。舞台・テレビ・SNSでも“はっぴワールド”を展開中!
某月某日
今日はママの誕生日プレゼントを買いに行く日。
ママは何歳なのだろうか。
ママの年齢を覚えていないのは、子どもあるあるなような気がする。
昔、こんな事があった。
幼稚園の時に、ママは周りのお母さんたちよりも華がある派手めなお母さんだったので
参観日に同級生のお母さんたちが、
はっぴちゃん。の所に来て
「ママっていくつなのー!?」と聞いてきた。
今でもハッキリ覚えていないのに、
幼稚園児のはっぴちゃん。が覚えているはずがない。
そして、とりあえず答えなきゃと思い、
適当に
『49!』と答えた。
すると周りのお母さんたちは揃って
金目鯛のように目を見開き
「えええええええ!?!?」と、驚愕。
なぜ驚かれているのかも分からないし、
お母さんたちは話が長いということは
もう学習済みだったので、年少はっぴちゃん。は、退散。
そして、その日家に帰るなり
ママがすごいスピードで駆け寄って来て
「あんたママのこと49歳やと思ってんの!?
カエルさんの手で覚えて!33歳やから!」
と、今後こういう事が無いようにしつこく覚えされられた。
そんなこんなで、時は経ち、
またママの年齢を忘れた。
お姉ちゃんと天王寺のMIOに向かって
ママの好きなものをたくさん探した。
最初は、この小さなマイメロちゃんのぬいぐるみだけ渡そうと思っていたのだけど、

はっぴ家の大黒柱・お姉ちゃんは、
「いや、これもこれもこれも!」と、どんどん追加。
金銭感覚が本当に理解ができなかったが
1枚330円の有料ラッピングも3つしてもらって、
間違いなくママに喜んでもらえるものを
買う事ができた。
そして、ついにママにお誕生日プレゼントを渡す時が……
洗濯物を取り込んでいる所に
いきなり歌い始めてサプライズ!
ママは照れくさそうに喜んでくれた。
メッセージカードに年齢が分からないので
書かずに耐え忍んだ。

そして最後にママに質問をしてみた。
「ママって何歳になるん?」
「え……、分からへん 笑」
自分も覚えてないんかーい!!!
p.s. 計算したら49歳でした。
某月某日
今日は関西テレビ『旬感LINEとれたてっ!』のコーナー
「HAPPY探検」のロケの日
集合は、朝6時
早い!笑
これ一部の人には分かってもらえるかな?
はっぴちゃん。は、朝の3時に家にタクシーで
お迎えが来るお仕事は
それはもう早すぎて、
徹夜テンションで楽々と準備を始めれるのだが
朝6時集合は、しっかり早起きの時間なので
起きる時の難易度が全然違う!
でもお仕事だから、
「あれ?だれかアロンアルファで瞼開けれないようにした?」と
疑いながら、重く固いまぶたをなんとか開けて準備を始める。
そして今回向かうのは
三重県の志摩市。

横山展望台からオープニングを撮る。
青空・山・海のコラボネーションに
太陽の光が差し、まるでようこそと歓迎されているよう。


そして次に向かったのは
志摩グリーンアドベンチャー
ちゃっかりWEST.さんと写真撮影。
(雰囲気おかん風)

[志摩グリーンアドベンチャー]は
グリーンというだけあって
中に入った瞬間、目の前に壮大な緑が広がって
遊園地というより、森!って感じ。
そして、なんとここではジップラインを体験!
志摩グリーンアドベンチャーのジップラインは
長さは約620m!日本最長!!
そして、ここで悲劇が……!?
スタッフさんが遥か遠いゴールの所にカメラをセッティングするため、
うつ伏せのほぼ底抜け状態で20分ほど待機をする事に。
怖すぎる!!!笑
どれだけ怖かったかというと、
普段仲良くロケを何度もしている女性ディレクターを呼びたかったのだが
恐怖から、その女性ディレクターの名前を忘れたのだ。笑
なのでずっと
「すみません!女性ディレクター!これでいいですかね?女性ディレクター!」と呼んでいた。笑
そして遂に出発。
怖すぎるだろと思ったが
スタートするとすぐに恐怖感は無くなり
森の上を鳥のように舞い、自然の香りを感じながら飛んだ。

ジップライン中には大きな鷹も飛んでおり
本当に自分が鷹になった気分になった。
そして[TAOYA南志摩]の温泉に浸かり
ロケを堪能した。

貯金は1円も無いが、1ヶ月分の給料を注ぎ込んでここへ家族旅行をプレゼントしようと決めるぐらいすてきだった。
ちなみに、大阪着は夜11時。
お疲れ様でした!と帰る時には
ちゃんと『〇〇さんお疲れ様でした!』と女性ディレクターの名前が言えた◎
某月某日
今日は、加古川のイオンに参上する日。

「いちばんお笑いグランプリ」という
総勢10組の松竹芸人がネタをし、
審査員とお客様投票で暫定席からの
入れ替わり方式で優勝を決める大会。
まずは、加古川に向かう。
加古川は初参上〜なのだが
こんなに駅を見送ったのは初めてなくらい
神戸も明石も超えた先にある加古川。
遂に到着。
到着するや否や、はっぴちゃん。以外の芸人さんたちが楽屋からいきなりいなくなったのだ。
本番まであと1時間しかないというのに
どこに行ったんだ。と心配していると、
みんなは一斉に帰ってきた。
そのみんなが手に持っていたのは、
スーパーのお総菜、洋服と小道具……。
みんな今日いるものをイオンで取り揃えていたのだ。
イオンさんの売り上げになるから別にいいけど
みんな現場がイオンやからって行きの荷物軽くしようとしてるやん!
と重い三脚と太鼓を持ってきた
はっぴちゃん。は、うらやましさもあり少し妬んだ。笑
まあでも、同期の反町ばんないくんが
分厚いマグロの入った鉄火巻きをくれたので
機嫌が治った。


そして大会スタート!
観客席には、加古川イオンで通りかかった方や
普段ライブを見に来てくれているファンの人もいた。

いや、愛を感じる。
すぐ心斎橋で会えるのに
加古川まで来てくれるやなんて。
ママとじいじは来てくれなかったので
愛がないとみなします。
出た瞬間には
お客さんがたくさん写真を撮ってくれて
うれハピな気持ちで新ネタをかけた!
気になる点数は……81点!
なんとHAPPY点を取ることができ、結果は3位!
だけど、1位よりもHAPPYな気持ちになれた気がした。
そして、優勝は反町さん。賞金3万円。
審査員特別賞はブルーウェーブさん。賞金5万円。

優勝よりも特別賞の賞金が高いと発表された時の
反町さんの驚き虚し顔は忘れられない。笑
お正月の出演権もゲットしたから
みんなにまた加古川で会い太鼓!
某月某日
今日はカンテレ祭り!
「2025よ~いドン!&とれたてっ!フェス」に参上〜する日。

はっぴちゃん。も出演している『とれたてっ!』と、
カンテレおなじみの『よ〜いドン!』がコラボした豪華イベント!
今回、このイベントのはっぴのお仕事は、
動画撮影をして、各SNSに宣伝動画をアップする事なのです。
これが難しくて。
はっぴちゃん。は、普段イベントを紹介する動画は作っていないので
不慣れな動画を作るとなると
何をどう撮ればいいのか分からない。
なので今回は、マネージャー・先輩さおりんさん・同期心ちゃんの計4台のスマホを使って協力プレイ動画制作作戦を決行!
たぶん周りの人達から見たら
「誰かをパパラッチ?」と思われる光景。
イベントは、テレビで紹介されたお店が約50店舗大集結!
どのお店も魅力的だけど、動画で紹介する2品に選ばなければならない。
はっぴちゃん。が、まず選んだのは
[麺と無限の可能性]の二郎系まぜそば。


二郎とまぜそばの禁断の組み合わせで
口に入れた瞬間ニンニクガツン!
中毒的な旨さでこれを50分の1で
厳選できた自分にノーベル賞をあげたい。
ノーベル賞の価値わかってる?
そして、[浪漫焼き芋 芋の巣]の塩バターブリュレ焼き芋。


蜜たっぷりのお芋の表面をブリュレしていて
外はカリ!中はホクーー!
塩バターの甘じょっぱさがたまらんねん。
と、無事撮影は終え
これがいい動画になるのかと不安だった。が、
編集の力でなんとかお仕事として提出できるくらいの動画が完成!
そして、最後は先輩のさおりんさんに
人生で初めてお昼からお酒をいただいて、ほろ酔い〜。


よっしゃ!動画がバズりますように!と、
ここまでがお仕事なので、今夜は気になって眠れない。

お酒のせいでもあるかも?
※〈はっぴちゃんダイアリー〉は、WEB限定・隔週火曜17:00頃更新、次回は12/16(火)公開予定です
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※この記事は2025年11月時点の情報です。記事に掲載されている情報は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。











