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瀬戸内海航路の目印でもあったことから、海の神様としてあがめられてきた金刀比羅宮。参詣者で賑わう門前街で、ここだけの体験をしながら旅の締めくくりはいかが?

[金刀比羅宮]785段目から讃岐富士を望む

金刀比羅宮の参道の階段を上ると785段目には本宮、そして展望台が。琴平や善通寺市街はもちろん、讃岐富士の名で親しまれる飯野山、さらにその向こうに輝く瀬戸内海まで一望できる。

深閑とした木々の中、階段を785段上れば、大物主神と崇徳天皇をお祭りする本宮に到着! 五穀豊穣、病気平癒などさまざまな御利益を祈願する人が参詣し、古くから親しまれてきた金刀比羅宮。一見海とは関係ないようにも見えるけれど、海抜251mに位置する本宮が瀬戸内海を行き交う船の目印にもなったことから、海の神様としても親しまれ、海運関係者の参拝も多い。展望台からは、讃岐富士越しに瀬戸内海がきらり。往路を振り返りながら、旅の平安をお参りしよう。帰りはくれぐれも足元の明るいうちに!

土産店が軒を連ねる一之坂を上ると金刀比羅宮の大門。ここからの眺めも素晴らしい!

本宮前の御前四段坂。ここで気合いを入れ直す参拝者多数。

御前四段坂を見下ろすと……その名の通り4段に。

豊穣の印でもある黄色をまとった幸福の“黄色いお守り”は本宮の授与所でのみ授与。初穂料1,000円。

本宮のそばにたたずむクスノキが御神木。雄大な枝に包まれるような心地に。

開放感いっぱいの展望台。

見事なヒノキ皮葺の本宮拝殿にお参りを。

江戸時代には、旅の出来ない自分の代わりに飼い犬に金比羅参りをしてもらう風習があったとか。そんな「こんぴら狗」を描いた銅像が階段途中に。確かにとてもお利口そう!431段目で会えるよ
店舗情報
香川・琴平
金刀比羅宮ことひらぐう
  • 電話番号
    0877-75-2121
  • 住所
    香川県仲多度郡琴平町892-1
  • 営業時間
    6:00~18:00(授与所9:00〜17:00)
  • 定休日
    なし
  • アクセス
    琴電琴平駅から徒歩20分

[カフェ&レストラン 神椿]で香川尽くしのパフェを味わう

緑あふれる金刀比羅宮境内の500段目にあるカフェレストラン。テラスには人なつこく訪ねてくるヤマガラの姿も。深呼吸したくなるようなロケーションのカフェスペースでいただけるのが、伝統菓子のおいりや、地元産しょうゆで風味付けしたチュイール、和三盆を使ったサクサクのシュトロイゼル、小原紅早生みかんのコンポートなど讃岐の味を盛り込んだ神椿パフェだ。金刀比羅宮で心を清めた後は、スペシャルな香川尽くしでおなかを満たして。

グラスの中には、粒あんやわらび餅、そして[資生堂パーラー]のバニラアイスクリーム……と盛りだくさん! ほんのり和の風味が香る神椿パフェ1,230円。ほか、季節限定のパフェやドリンクもあり。
店舗情報
香川・琴平
カフェ&レストラン 神椿かみつばき
  • 電話番号
    0877-73-0202
  • 住所
    香川県仲多度郡琴平町892-1 金刀比羅宮内
  • 営業時間
    カフェ10:00~16:30、レストラン11:30~14:00共にLO
  • 定休日
    カフェ:なし、レストラン:火
  • アクセス
    JR琴平駅から車で10分

[アカボシ珈琲店]の名物カヌレで一服する

山好きの店主・川上和志さんが“こんぴらさんの麓”で営む喫茶店。こちらのショーケースに並ぶのは甘くて小さな茶色い山々……ではなく、「参拝客の一服のお供に」と8年ほど前に川上さんが考案したカヌレだ。絶妙な焼成加減で引き出した、カリッと香ばしい外皮ともっちり引きのある内側のコントラストが魅力。甘さ控えめでラムの風味が印象的な生地は、後味クリアな中深煎りのコーヒーにもぴったりだ。こんなにおいしい“山”ならいくつでも登りたい!

カヌレ・ド・ボルドー320円。お土産なら箱入り8個2,820円がお薦め。ミニカヌレ120円(注文は3個~)もあり。コーヒー460円。

カヌレのピンバッジ700円などオリジナルグッズも。
店舗情報
香川・琴平
アカボシ珈琲店
  • 電話番号
    0877-89-1830
  • 住所
    香川県仲多度郡琴平町820-1
  • 営業時間
    10:00~17:00
  • 定休日
    火不定&水(祝の場合は営業)
  • アクセス
    琴電琴平駅から徒歩8分

[浪花堂餅店]のカラフルなお餅をお土産に買う

香川は餅好きの多い土地でもある。こちらは琴平で100年以上続く和菓子店。北海道産アズキと上白糖を使い、毎日直火炊きして作る口溶けの良いあんが人気で、ヨモギ・豆・白・キビ・粟の5色の餅でそのあんを惜しみなく包む五色餅が看板商品だ。「一人で5個ぺろりの人も多い」から基本は5個入り680円で販売するが、最近ではばら売り1個150円やミニサイズ5個350円も。その日作った分だけなので、確実に手に入れたい方は取り置きを!

自慢のあんをさらにおいしく味わってもらおうと六代目が始めたあん餅パイ。バターの風味豊かなパイ生地と求肥に、上品な甘さのあんがマッチ。チョコや桜など季節限定の味も。180円
店舗情報
香川・琴平
浪花堂餅店なにわどうもちてん
  • 電話番号
    0877-75-5199
  • 住所
    香川県仲多度郡琴平町603-3
  • 営業時間
    8:30~17:00
  • 定休日
    9、19、29(土・日・祝の場合は営業)&不定 
  • アクセス
    JR琴平駅から徒歩6分

注目ビルで、絶品サンドを味わう

日本最古の芝居小屋[金丸座]などを持ち、元来カルチャー発信地の側面もある琴平。そんな琴平にある築50年以上の古い観光ビルが、コンセプトも新たに大変身している。岸本浩希さん(右)や森田夏帆さん(左)らが中心となり、まず1階にビル全体の玄関口とも言えるカフェ[Sando Sand. Stand]をオープン。「暮らす人も観光客も入り混じる自由な場所になれば」と開放感いっぱいの空間で、自慢のベーグルやコーヒー、デザートを楽しめるカフェに。他のフロアも、アトリエやギャラリー、ゲストハウスなどを想定して改装中。物作りするクリエイターやアーティストから観光客、地元の人まで、時に楽しく交流したり、時に一人でのんびりしたり。ベーグルをお供に気ままに過ごせる、公園のようなスポットになりそう。

発酵時間を調整し、ふわっと弾力たっぷりに焼き上げたベーグル。ベーグルサンドは季節変わりを含む3種で、写真は大葉といぶりがっこの和風タルタル鯖サンド。野菜たっぷりの季節のスープと副菜、ドリンク付きで1,500円

パフェは月替わりで、いずれもデザートメニューの定番・チーズケーキがたっぷり! 写真は3月の“クローブ香る苺とバスクチーズケーキのパフェ”850円。

観光ビルの名残を残しつつ、2階はギャラリー兼イベントスペース、3階は工具や器具をそろえ物作りの場に、4階はバルコニーを生かしてゲストハウスに改装中。「ゆくゆくはルーフトップも活用できれば」と岸本さん。

1階奥にはギャラリースペースも。取材時は、制作過程や作品の変化なども感じ取れる取り組みとして、アーティスト・幸山将大による滞在制作の作品を展示。4月から香川にゆかりのあるアーティストの展示を予定する。
店舗情報
香川・琴平
Sando Sand. Standサンドー サンド スタンド
  • 電話番号
    なし
  • 住所
    香川県仲多度郡琴平町725 HAKOBUNEビル1F
  • 営業時間
    11:00~16:30(金・土11:00~21:00※ドリンク~21:30)全てLO
  • 定休日
    月・火
  • アクセス
    琴電琴平駅から徒歩5分

写真/伊藤 信 取材・文/金子 綾(SAVVY)

※この記事は2023年6月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。

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