旅を楽しくするブランド大解剖 知れば行きたくなる、星野リゾート

「新今宮駅前に大型ホテルを建設!」
「コロナ禍で、マイクロツーリズムを提唱!」など、
世間をにぎわす星野リゾート。
ひと口に星野リゾートと言っても、実はいくつもの
サブブランドから構成されているんです。
その違いを知れば、もっと行きたくなるはず!

MATRIX

── 1904

軽井沢の開発
軽井沢に隣接する佐久の地で生糸業を営んでいた星野国次(初代経営者)は、別荘地として発展し始めたばかりの軽井沢に温泉が保養の重要な要素になると考え、星野温泉の掘削を開始

──1914

星野温泉旅館開業

星野温泉旅館開業

── 1915

木製水車を利用した水力発電を開始

── 1929

水力発電所開業
二代目経営者・嘉政は、1冊の本を参考に、自力で水力発電所を建築

── 1951

株式会社星野温泉と改組

── 1992

所有を本業とせず、運営会社を目指すという企業将来像を発表
1987年施行のリゾート法を契機にリゾートや旅館には新規参入が増える時代を迎え、これを機に現在の経営方針に移行、事業内容も運営分野に特化し、企業ビジョンを「リゾート運営の達人」と設定

── 1995

株式会社星野リゾートに社名変更
ホテルブレストンコート開業

── 2001

リゾナーレ八ヶ岳の運営開始

── 2003

アルツ磐梯リゾートの運営開始

── 2004

トマムリゾートの運営開始

── 2005

星のや軽井沢開業
星のや軽井沢
星のや

土地の文化を色濃く打ち出しながら、圧倒的な非日常感を演出するブランド。日本を感じるホスピタリティをベースに、群を抜いたおもてなしを提供する。

── 2011

ブランド、リゾナーレブランド展開開始
界
界

上質な空間で日本の風土と文化を体験できる「温泉旅館」。古来より伝わる和の趣や四季の美しさを料理で表現しつつ、客室、温泉などは現代の快適さを追求。

リゾナーレ

スタイリッシュなデザインを押し出したリゾートホテル。ファミリーからグループまで、幅広い層に対応する。自然を満喫するためのアクティビティの充実も特徴。

── 2016

星のや東京開業

── 2017

星のやバリ開業

── 2018

OMOブランド展開開始

OMO
OMO

「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションをあげる都市観光ホテル」がコンセプト。既存の都市部での宿泊のクオリティとスタイルを問い直すブランド。

── 2019

BEBブランド展開開始

BEB
BEB

20〜30代の世代に、もっとルーズに、もっとカジュアルに旅を体験してほしいがテーマの新しいホテル。居酒屋に行く感覚で、ゆるーく過ごす仕掛けがいっぱい。

── 今後の展開

「旅を楽しくする」をテーマに、今後も各ブランドや国内外のさまざまな施設から旅の情報発信と提案を行う。「夢は大きく、運営は地道に」が、星野佳路代表 のモットー。

取材・文/小栗真琴