出雲という土地から生まれた食・風土・文化は、
ここを訪れないと味わえない、魅力的なものばかり。
関西からの距離の長さに、足が遠のいていた人には朗報。
特急やくもが、より快適で、乗車時間も楽しい車両にリニューアル!
新型の特急やくもに乗って、景色や料理、文化に触れ感動する旅へ。
travel Schedule ~2日目~
10:49 JR小田駅出発
11:09 JR出雲市駅着・一畑電車電鉄出雲市駅乗り換え
11:47 一畑電車雲州平田駅到着
12:00 雲州平田駅周辺でお買い物&お昼ごはん
14:23 一畑電車雲州平田駅出発
14:45 一畑電車電鉄出雲市駅着・JR出雲市駅乗り換え
15:29 JR西出雲駅到着
15:40 民藝館で作品鑑賞&お買い物
17:54 JR西出雲駅出発
17:59 JR出雲市駅到着 お弁当などを駅前で購入
18:32 JR出雲市駅から特急やくもで出発
21:35 JR岡山駅到着・新幹線に乗り換え
22:28 JR新大阪駅到着
2024年春、新型車両に生まれ変わった特急やくも。車上型の制御付自然振り子方式を採用することで揺れを軽減し、快適性がアップ。また、普通車指定席料金と同金額で予約できるセミコンパートメント(中央、要予約)では、2名以上(4人用は3名以上)で向かい合わせシートの中央にテーブルが配され、座面がフラットになるなど、くつろぎながら電車旅が楽しめるように。
− 平田町でお土産探し −
かつて木綿の取引で栄え、現在も名残を残す木綿街道がある。
街道には、古い町並みや建物が保存され、老舗の酒蔵、菓子舗などが残りながら新たにレストランや宿泊施設も増え、散策が楽しいスポットに。
12:00
雲州平田駅周辺でお買い物&お昼ごはん
製法も素材も300年
変わらず守り続ける
1715年創業。お茶席で楽しめるものを、と誕生した生姜糖が人気となり、今なお300年間、一子相伝の変わらぬ製法で作り続けられている。使用するのは、当時から現在まで一貫して、出雲・斐川町の名産「出西生姜」。繊維が少なく、香りが高く、辛味がしっかりしているのが特徴で、上品な甘さだから、後口が爽やか。昔ながらのパッケージで3個入157円〜と手頃なので、お土産にも喜ばれている。ほかに、抹茶糖や冬限定の黒糖風味など。
- 電話番号0853-62-2115
- 住所島根県出雲市平田町774
- 営業時間9:00~19:00
- 定休日不定
- カード使用可
- アクセス一畑電車雲州平田駅から徒歩10分
名物はしょうゆだけにあらず、
おやつ時に立ち寄りたい老舗
昔ながらの木樽を使って長期間熟成仕込みで作り上げる、創業105年になる老舗醤油蔵。種類も豊富にそろうしょうゆの中でも、国産丸大豆を使った昔ながらの製法で作る田舎しょうゆ100㎖360円、360㎖960円がお薦め。2年間かけて木樽で熟成させることで、味にコクと深みが増し、料理の味付けがぐんとおいしく。
- 電話番号0853-62-3137
- 住所島根県出雲市平田町807
- 営業時間9:00~19:00
- 定休日不定
- カード使用不可
- アクセス一畑電車雲州平田駅から徒歩10分
− 西出雲で民藝にふれる −
“民藝の聖地”としても知られ、多くの窯元や作り手を生み出した島根。
その民藝運動の軌跡をたどりながら、現代の作り手の作品を買うこともできるこちらへはぜひ立ち寄りたい。
15:40
[出雲民藝館]で作品鑑賞&お買い物
器好き必見! 島根の文化に
触れながら買い物も楽しめる
出雲の豪農であった山本家の一部を改修し、1974年に誕生した民藝館。現在も館長が住まう母屋(非公開)を中心に左右に建つ、元米蔵の本館、元木材蔵の西館にて、島根を主とした陶磁器、漆器、木工品、染織りなどが展示されている。装飾品ではなく、暮らしの中で使われてきた“民藝”の作品を通して、その地域の暮らしぶりや民藝の考えについても学ぶことができる。本館の入口付近には、設立にも貢献した出西窯・多々納弘光(たたのひろみつ)氏の作品が数多く並ぶ。
- 電話番号0853-22-6397
- 住所島根県出雲市知井宮町628
- 営業時間10:00~16:30最終入館
- 定休日火&不定
- 入館料800円
- カード使用不可
- アクセスJR西出雲駅北口から徒歩10分
17:54
JR西出雲駅出発。大阪へ……
ACCESS
大阪→出雲大社前駅/電車●JR新大阪・新幹線 → 岡山駅・特急やくも → 出雲市駅 → 一畑電車電鉄出雲市駅 → 出雲大社前駅。
大阪から約5時間。片道運賃12,780円
写真/わたなべよしこ 編集・取材・文/長瀬 緑