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SAVVYがいま気になるのは、関西から気軽に行ける瀬戸内。
岡山、広島、香川、愛媛のかわいい・おいしい・楽しいスポットを集めました。
SAVVY6月号『行こうよ!! 瀬戸内』からご紹介します。

おいしいも絶景も! 讃岐っ子の新定番を見つけに

香川の西南に位置し、穏やかな燧灘(ひうちなだ)とのどかな田園地帯が広がる観音寺。
お隣の愛媛在住者も行き来する、ここだけのものがいっぱいな“ちょっと気になる街”なのです。

伊吹島の恵みがぎゅっと凝縮した魅惑のカーキ色

約10㎞先の西に伊吹島が見える港町。漁師を中心に長く愛された食堂がのれんを下ろすことになり、地域の空き家問題対策の一環として、地元で建材業を営む会社が企画。港町のランドマーク的な存在になれば、と伊吹島の名産品·イリコを使うラーメン店として2019年にオープンした。店内に足を踏み入れると、一面に立ち込めるイリコの香りにびっくり。うどん用の小麦で作る麺やイリコベースのスープなど、讃岐の魅力が詰まったメニューは、香川の人気ラーメン店[はまんど]が監修している。新鮮なイリコで丁寧に取ったスープは、写真の濃厚タイプでもするする飲み干せるキレの良さ。この一杯で幸せな瀬戸内の香りを堪能できる。

通常の中華そばの約2倍量のイリコを使うという濃厚伊吹そば780円。特濃のスープが平打ちの中太麺に絡んで、口中に押し寄せるイリコの風味に圧倒される。

もう一玉いくなら、クリアな味わいのスープに繊細な細麺を泳がせて。イリコのうま味の上澄みをすくい上げた黄金色のスープが輝く中華そば。780円




観音寺魚市場の隣にあって、以前の食堂と変わらない内装と、新巻鮭の木箱で物作りを行うア−ティスト・ARAMAKIとのコラボによるイスなど、新旧の要素が入り混じった温もりある空間。土日にもなれば四国外からもバイカーが訪れるツーリングスポットでもある。


毎朝の仕込みで出るイリコのだし殻を加工し、食べるラー油はお土産にも。イリコのうま味が辛さと一緒にじわじわ伝わってくる! 母体の建材会社が営む[喜田建材 DEMI1/2]などでも取り扱い。IRIKO CIRCLE 食べるラー油195g 795円

写真/岡本佳樹 取材・文/SAVVY

店舗情報
香川・観音寺
讃岐らぁ麺 伊吹いりこセンター
  • 電話番号
    080-2981-9384
  • 住所
    香川県観音寺市港町1-5-11
  • 営業時間
    6:00~14:00
  • 定休日
  • アクセス
    大野原ICから車で10分

※この記事は2023年6月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。

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SAVVY11月号『神戸』
発売日 2024年9月21日(土)定 価 900円(税込)