hd_wakayama

特急くろしおに揺られて海辺のガラス工房へ。
気持ちのいいカフェやB&B、ときめくスポットを
巡りながら海沿いを散歩しませんか。

旅の行程 ~Day1~



9:04 JR大阪駅を出発。特急くろしおで白浜へ
11:37 JR白浜駅着
12:15 三段壁の近くのガラス工房へ
13:44 タコのピザでランチ
15:30 海岸沿いを歩いてドーナツ&ラテ
17:00 B&Bにチェックイン


Day2へつづく……

12:15 
三段壁の近くのガラス工房[CAVO]

海のほとりで生まれる
手作りのガラス器を買いに

 景勝地として有名な白浜の三段壁洞窟から南へ歩いて5分。白石橋を渡った見晴らしの良い場所に建つ白い建物が、大阪・和泉で吹きガラス作りを20年以上続ける工房[fresco]の姉妹アトリエだ。海好きのオーナー・辻野 剛さんが、新しいアトリエの候補地として和歌山を考えたとき、白良浜の砂がその昔ガラスの材料として使われていたエピソードを踏まえ、この場所に決めたそう。併設のギャラリーショップでひときわ存在感を放っていたのは、海からインスピレーションを得てスタートした“abyss”(アビス)というシリーズ。ガラスの化学変化の一つである銀化を施し、長らく海底に眠っていたかのような風合いを生み出している。海は持ち帰れないけど、海のかけらみたいなガラス器をぜひ手元に。

右上、手なじみ良く深い発色が美しい“balloon”のグラス各9,900円。右下、柔らかいラインとドットが印象的な“spora”のボウル各12,100円など、代表的なシリーズが並ぶ。

「深淵」を意味する“abyss”のフラワーベース。光を通すと銀化部分の表情も変わり、複雑な色合いを楽しめる。左から25,300円(ホワイト)、22,000円(グリーン)、26,400円(アクア)
  • 三段壁のバス停から、深い緑に包まれた崖沿いの道を歩いていく。
  • 白石橋から望む太平洋の青がまぶしい。前に見えるのは梶原島。
  • 橋を渡ってすぐの場所に見える、2階建ての白い建物が[CAVO]。
  • 海を望む南向きの開放感ある立地。工房とギャラリーは共に1階に。
  • 電気式の溶解炉などをそろえた工房のスペース。体験もこちらで。
  • 工房の一角には小部屋のようなギャラリーがあり、購入もできる。
店舗情報
和歌山・白浜
CAVOカーヴォ
  • 電話番号
    090-3548-6330
  • 住所
    和歌山県西牟婁郡白浜町2927-395 1F
  • 営業時間
    10:00~18:00
  • 定休日
    月~水(吹きガラス体験は土・日のみ)
  • カード使用
  • 体験料
    6,600円
  • アクセス
    明光バス「三段壁」バス停から徒歩5分

13:44 
[Pescatore]のタコのピザでランチ

江津良浜に来たら
ランチはやっぱりピザ!

 イタリアをこよなく愛するオーナー夫妻が2006年に始めたピッツェリア。窯から床のモザイクタイルのアートまで、建物ごとほぼ手作りというから驚き! 現在は息子の竹中 章さんと康さんが味を引き継ぎ、端はさっくり、内側はもっちりの正統派ナポリスタイルを貫いている。実は店内よりテラスの席数の方が多く、海風を感じながら食事できるとあって、「白浜に来たら必ずここ」という長年の常連客も多いそう。アットホームな接客もリピーターを呼び、特に土日は早めの予約がお薦め。

アンチョビの塩味とタコの食感がアクセントのタコのピッツァ2,140円は、厚めのコルニチョーネ(耳)まで美味!

ピッツァは直径約28㎝。二人なら2枚頼んでシェアして。パスタやサラダ、ドルチェもあり。ブラッドオレンジ、ゆずソーダ各520円
  • 店前の道は円月島から白良浜へ向かうドライブコースでもある。ビーチハウスのようにのどかで風が気持ちいいテラス席は秋がベストシーズンだそう。
  • 店前の道は円月島から白良浜へ向かうドライブコースでもある。ビーチハウスのようにのどかで風が気持ちいいテラス席は秋がベストシーズンだそう。
  • ご両親が手掛けた窯は今も現役。
店舗情報
和歌山・白浜
Pescatoreペスカトーレ
  • 電話番号
    0739-43-7580
  • 住所
    和歌山県西牟婁郡白浜町300-4
  • 営業時間
    11:30~15:00LO
  • 定休日
    水&不定
  • カード使用
    不可
  • 席数
    26、テラス40
  • アクセス
    明光バス「江津良」バス停から徒歩3分

15:30 
海岸沿いを歩いて[QUAYTH]でドーナツ&ラテ

海と空をぼんやり見ながら
こだわりラテでブレイク

 築90年の古民家を改装した白浜町のゲストハウス[三軒家]のカフェ部門が独立し、江津良海水浴場近くに新規開店。海側は全面窓で、開放感たっぷり。オーナー大槻さんが自ら焙煎するコーヒーもこだわりの一つで、エスプレッソ用の豆は、本場イタリアの基準に基づき5種類以上ブレンドするなど、深みのある味わいに仕上げている。のんびり海を眺めながらのコーヒーブレイクには、新登場のおからのドーナツもぜひ。しっとり軽やかな口当たりで、ついシュガーとチョコ、二つともぺろり。

お隣の上富田町の豆腐店から仕入れるおからを使ったドーナツは、全粒粉に豆乳をブレンド。キビ砂糖の優しい甘みが広がるシュガー250円、チョコ280円、カフェラテ600円。コーヒーはシングルオリジンのハンドドリップもお薦め。
  • 店名のQUAY=波止場は「人々が集う場所になれば」という思いから。“TH”は[三軒家]のTHREEの頭文字より。
  • カフェではサンドイッチなどの軽食も。
  • 2階の3部屋は全室オーシャンビューの宿として稼働中。
店舗情報
和歌山・白浜
QUAYTHキース
  • 電話番号
    0739-34-5358
  • 住所
    和歌山県西牟婁郡白浜町292-3
  • 営業時間
    11:00~17:00
  • 定休日
    月・火
  • カード使用
    不可
  • 席数
    26、テラス6
  • アクセス
    明光バス「江津良」バス停から徒歩2分

17:00
B&Bにチェックイン

Day2へつづく……

☑️ 旅の2日目をチェック!

ACCESS
JR大阪駅→JR白浜駅。
大阪から電車で約2時間10分。片道運賃6,010円

写真/岡本佳樹 取材・文/天見真里子、SAVVY編集室

※この記事は2024年12月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
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