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カラフルなものから、シックなものまで……。
アジア雑貨店といっても、扱うアイテムの国や年代で実にいろいろだけど、そのどれもが、店主のありったけの“好き!(=センス)”で満たされた空間。
六つの個性的な雑貨店を、店主の三つの“好き!”ポイントと共にご紹介。

#6 京都・河原町今出川[ギャラリーすもも]



店主の鄭玲姫さん。「丁寧な手仕事を愛してます」

丁寧な手仕事が光る、
韓国の工芸を愛でながら暮らす

 [李朝喫茶 李青]のオーナー・鄭玲姫(チョン・ヨンヒ)さんによるギャラリーショップ。喫茶でも販売していた雑貨をさらに充実させ、「ほとんどの商品が実際に私の生活を彩ってきたもの」と、鄭さんが長い時間をかけて集めてきた韓国や日本、ヨーロッパの工芸品や古道具がずらり。「私が楽しませていただいた分を差し引いてお譲りできたら」と、李朝の陶磁器や石器、木工の高坏なども価格を抑えて提供し、アンティークのスッカラや陶磁器などの貴重なアイテムのなかには1万円以下で購入できるものも。「魂を込めて作られたものは時代を経ても美しい。丁寧に使い継いできた先人たちに思いを馳せ、大事に使うことで心を豊かにしてもらいたい」と、鄭さん。手仕事への愛があふれた空間でぜひお気に入りを見つけて。

〜店主の三つの“好き!”ポイントをチェック!〜

☑好きなアジアの国はココ!
韓国など


「私のルーツでもあり、大好きな国。現代の作家にも今なお大きな影響を与える、李朝の手仕事を紹介する書物も販売しています」

☑仕入れの決め手はココ!
丁寧な手仕事が感じられるもの


「お膳にのせた食事にかぶせるポジャギ、サンポ。着物の端切れなどを組み合わせた、世界に一つの手仕事に引かれます」

☑最近のひと目ぼれアイテム
石の煎じ鍋


「漢方を煮詰めるための石製の煎じ器110,000円。丸みのあるフォルムと石器ならではの重厚感、マットな質感がお気に入り。今も使えます」

\これも好き!/

李朝のマッコリ用酒器6,000円。高台に石をまぶして重ねて焼くことで内側の底にざらっとした独特の風合いが生まれる。

台所で作った食事をのせ、運び、置き、そのまま食べる、機能的な小さなテーブル、ソバン(脚なし)25,000円

嫁入り道具として作られたアンティークのスッカラ入れ12,000円、スッカラ2,500円

写真/原 祥子 取材・文/杉田裕路子

店舗情報
京都・河原町今出川
ギャラリーすもも
  • 電話番号
    なし
  • 住所
    京都市上京区梶井町448-23 コスモハイツ1F
  • 営業時間
    12:00~16:30
  • 定休日
    日〜火&不定
  • カード使用
    可(5,000円以上)
  • アクセス
    各線出町柳駅から徒歩6分
※この記事は2024年8月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
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