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骨とう業界に20年以上携わってきた秦 高志さんが「若い世代の方には“高価で難しい”と敬遠されがちな骨とうを、身近に感じてもらえる場を作りたくて」と自身のお店をオープン。「暮らしに取り入れやすいように」と器に特化し、珉平焼の小皿や古伊万里の印判皿など手に取りやすいものから、文化財クラスのものまで幅広く扱う。ギャラリーのような静ひつな空間には、時代もデザインもさまざまな器を一客ずつ並べ、一つひとつのデザインに集中して吟味できるように。「骨とうそれぞれのストーリーをきちんとお伝えできれば」と、カウンターに座ってお茶を飲みながらおしゃべり、といったラフな接客スタイルも楽しい。

漆器、陶器などジャンルレスに。自然光を柔らかく反射させる和紙の壁は、和紙職人・ハタノワタルさんによるもの。

黄色や緑、赤など色鮮やかな色調で近年人気の珉平焼龍文小判皿 一客6,050円は江戸後期のもの。

大阪の茶道具商[春海商店]が、大正時代にバカラへ特注したバカラグラヴィールグラス 一客38,500円

琳派の陶工・画家、尾形乾山の代表作「色絵椿文輪花向付」を明治時代に写した京焼椿文向付 一客11,000円

写真/竹田俊吾 取材・文/杉田裕路子

店舗情報
兵庫・芦屋
gallery 志ギャラリー しるし
  • 電話番号
    0797-78-9686
  • 住所
    芦屋市大桝町5-13
  • 営業時間
    11:00~19:00
  • 定休日
    月・火(祝の場合営業、翌日休)&不定
  • カード使用
  • アクセス
    阪神芦屋駅から徒歩3分
※この記事は2024年7月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
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