いま、行きたい、すてきなパン屋さん
SAVVY1月号は1年ぶりのパン特集です。
「あのパンあるかな」とワクワクしながら向かう道中、
ドアを開けたときのパンの香り、どれにしようか迷っちゃう、個性的なパンが並ぶ店内……
パン屋さんに行くのって、いつもちょっと特別で楽しいですよね。
そんな気持ちにさせてくれる、すてきなお店をご紹介します。
チャーミングな夫婦が作るハートフルパン
[京都・寺町松原]Slo
昔ながらの町家と高層ビルが入り混じる界わい。入れ替わり立ち替わり来店する人たちに、店主の鈴江 篤さんと妻のまどかさんは「おはようございます!」と元気な声をかけていく。夫妻は共にパン職人。篤さんはハード系で名をはせる大阪と京都の店で、まどかさんは食事系やおやつパンが人気の店で、それぞれ腕を磨いた。
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「生地は基本的に僕で、具材の取り合わせやサンドイッチは妻の担当。新しいパンを作る時は、互いに意見を出し合います」と篤さん。
10坪ほどの小さな店舗にもかかわらず、対面式ショーケースの中には、国産小麦を使って焼く40~50種類のパンが並ぶ。守備範囲の広さも魅力で、一晩熟成させて粉の持つ旨みを引き出すワイルドな食べ応えのバゲットから、ザクザク食感のメロンパン、自家製カスタードたっぷりのクリームパンまで、ハイレベルな数々が出番を待つ。
左から、程良いコシがある菓子パン生地にザクザクのクッキー生地をのせたメロンパン240円。リベイクしてバターをのせたくなる、ジャガイモ入りの「おじゃが」140円。低温で長時間発酵させたバゲットS280円。バゲット生地で焼くクッペにガーリックバター、ソーセージを合わせたバジルクッペ420円。パリッサクッ食感と甘苦い味が人気の、菓子パン生地で作るコーヒーロール290円。
オープン半年にして、すでに街の新名所に!
店舗情報
Sloスロウ
- 電話番号075-708-7815
- 住所京都市下京区寺町通 松原下ル植松町707-2
- 営業時間8:00~14:00頃※売り切れ次第終了
- 定休月・火・金
- アクセス阪急京都河原町駅から 徒歩7分
※この記事は2023年1月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。