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Suburban Cafe

“Suburban”とは“郊外の”という意味——。
サバーバン・カフェには、私たちを喫茶時間に誘う
すてきな水先案内人が待っています。
今夏、都会のひと駅先でカフェ・トリップしませんか?
SAVVY9月号から素敵なカフェをご紹介します。

ここは、長屋からごはんの香りが漂ってくるような穏やかな住宅街の一角。JR塚本駅の高架下にあるライブハウス内で約2年間の営業を経て、新天地として辿り着いたのは大阪駅や福島にほど近い海老江の町。築約90年の四軒長屋の一棟を手直して設えた喫茶室には、立派な本棚も。新刊と古本が分け隔てなく並び、どれも閲覧はもちろん、購入もできる。

ふた月ごとに趣が変わるパフェ980円。盛夏は凍頂烏龍茶のゼリーや白桃の果実&ソルベなどを重ね、トップには黒糖のディアマンを。

ライチのクリームソーダ750円は定番。シャリシャリ食感の自家製バニラアイスを添え、甘さよりもさっぱりとした風味が印象的。

「本を片手に自分らしくいられる時間を提供できたら」と、お店が大切にするのは〝静けさ〟。だからBGMは小さなボリュームで。各テーブルにともされた読書灯を思わす小さな照明も手伝って、自ずと本の世界へ没入してしまう。コーヒー一杯で読書にふけるのもいいけれど、ページをめくる手を思わず止めてしまうほど美しいパフェやクリームソーダに胸をときめかせる楽しさも。本屋とも喫茶室とも割り切れない、どちらも入り混じった〝あわい〟の空間は、不思議と心がとても落ち着く。

※この記事は2022年9月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。

店舗情報
大阪・海老江
awaiya books
  • 電話番号
    なし
  • 住所
    大阪市福島区海老江2-7-22
  • 営業時間
    13:00~17:00(日10:30~17:30)共にLO
  • 定休日
    不定
  • アクセス
    JR海老江駅から徒歩5分
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SAVVY1月号『よしもと漫才劇場となんば』
発売日 2024年11月22日(金)定 価 900円(税込)