体質やアレルギーにより小麦粉を避けている人にも、焼き菓子の楽しみを味わってもらえる、小麦粉不使用の菓子店が最近増えています。使う米粉にこだわったり、焼成や配合で味わいや香りを引き出したり……。作り手の工夫が凝らされたお菓子は、ギフトの選択肢の一つにも!
今回は兵庫にあるお店を、取り寄せ情報付きでご紹介します。
▶京都編お菓子のギフト選ぶ楽しさが広がる!小麦粉不使用焼き菓子店へ |京都編|
▶大阪編お菓子のギフト選ぶ楽しさが広がる!小麦粉不使用焼き菓子店へ |大阪編|
兵庫県産米を使い分ける
サクほろ食感が後引くおやつ
☑神戸・新長田の[SUN FACTORY(スン ファクトリー)]

卵・小麦・白砂糖は使用せず、兵庫・丹波で自然農法を実践する[ジェイ農園]の米粉を用いたおやつを手作りする商店街の菓子工房。主に製造するのは、サクサク食感のサブレや、ほろっと食感がたまらないボーロ。米粉ならではのあっさりとした味わいと軽やかな食感で、毎日でも食べたくなるような味わいに。「お米の品種によって異なる風味・食感も楽しんでもらいたくて」と、サブレではササニシキ、アサヒといった二つの品種を用意するなど、米粉のおやつ工房ならではの提案も楽しい。
- 電話番号078-646-3661
- 住所神戸市長田区腕塚町5-3-1
- 営業時間10:30~17:30
- 定休日不定
- カード使用可
- 席数8
- アクセス地下鉄新長田駅から徒歩11分
季節の味も織り込む
しっとりシフォンケーキ
☑神戸・御影の[米粉シフォンケーキ専門店 MERCI(メルシー)]

九州産の米粉を使用し、ベーキングパウダーを使用せず卵だけの力でしっとりふわふわに焼き上げるシフォンケーキが自慢。店主の榊本由美さんのモットーは、砂糖の量を極力控え、甘酒や果物で甘みを出し、素材の風味を引き立てること。「季節感も大切に」と、春はイチゴ、夏はパイン、秋はマロン、冬はリンゴなど、なるべく無農薬栽培の旬素材を厳選。100種以上に及ぶレパートリーから週替わりで9〜10種が登場し訪れるたびに新しい発見があるのも魅力的。


- 電話番号070-6521-7582
- 住所神戸市東灘区御影2-19-16 Seoビル1F
- 営業時間10:30~15:00頃※売り切れ次第終了
- 定休日月・水・金・日&不定
- カード使用不可
- アクセス阪急御影駅から徒歩2分
米粉の食感をとことん生かす
フィナンシェとサブレを目指して
☑尼崎・尼崎の[Lupus bakeshop(ルプス ベイクショップ)]

同じ店で働いていたパティシエの植木寧々さんと泉良一さんが共に開いたベイクショップ&カフェ。人気商品の一つは、10時と17時に焼きたてが並ぶフィナンシェ。もっちり生地と口溶けの良さで魅了するが「その食感や味を求めて試作するうち、たどり着いたのが米粉でした」と植木さん。フレーバーは、発酵バターのコクが楽しめるプレーン、濃厚な味わいのショコラ、茶葉を混ぜ込んだアールグレイの3種と月替わり1種。アーモンドとゴマが香ばしい米粉サブレは、ザクザクの軽い食感で止まらなくなるかも。


- 電話番号なし
- 住所尼崎市神田北通5-151-3
- 営業時間10:00~19:00(イートイン 〜18:30LO)
- 定休日木&不定
- カード使用可
- 席数8
- アクセス阪神尼崎駅から徒歩11分
写真/エレファント・タカ 島田勇子 竹田俊吾 西島 渚 原 祥子 取材・文/小林明子 下川あづ紗 杉田裕路子 SAVVY編集部
※この記事は2026年1月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
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