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レコードで耳を
台湾茶で喉を潤す昼下がり
☑ [音と食 凹(au)(おととしょく あう)]

台湾が好きで現地への留学経験もある浅井玲菜さんと、台湾出身の許凱傑(シュー・カイジエ、通称ノノ)さん夫婦が開いた「音と食」に親しむカフェ。二人と、大工である玲菜さんのお兄さんで作り上げたという空間は、木の質感を生かした内装とアーチ型の窓がほんのりレトロなたたずまい。

玲菜さん(右)がデザートを、さまざまな飲食店で腕を磨いたノノさん(左)が料理を担当。

「いつかカフェを開いたときのために」と集めていたレコードが店の主役の一つ。立派な木製のレコード棚も玲菜さんのお兄さんの手作り。

レコードに耳を傾けながら、はたまた本棚で見つけた台湾関連の本を眺めながら、思い思いの時間が過ごせる。お茶は現地から仕入れる阿里山烏龍茶や焙じ金宣茶など数種類。「お作法や知識などは気にせず、気軽に台湾茶に触れてもらえたら」と、烏龍茶と自家製シロップを合わせたアレンジティーなども用意する。

台湾茶器で提供される阿里山金萱茶1,000円。台湾のカフェの定番・レモンタルト600円は、台湾産シークヮーサーの果汁を加え、甘さと酸味のバランスが絶妙なレモンカードを香ばしいタルト生地にたっぷりと。

新ショウガシロップを台湾烏龍茶とソーダで割り、自家製みかんシャーベットをトッピング。お茶のすっきりした華やかさに、ミカンの甘酸っぱさとショウガの辛味がよく合う。凹(au)特製sodaフロート700円

フレッシュレモンと台湾シークヮーサー果汁の酸味をきりっと利かせたレモンタルトやスパイスりんごクッキーなど、気になるお茶のお供も。お昼時には五香粉をまとった鶏の唐揚げなど、ノノさんが作る台湾仕立ての定食も登場し、こちらも見逃せない。

  • 壁面の一部は台湾の建築でもよく見られる研ぎ出し仕上げに。
  • 天気の良い日は窓を開け放し、表のベンチでもお茶が楽しめる。

店舗情報
大阪・鶴橋
音と食 凹(au)おととしょく あう
  • 電話番号
    なし
  • 住所
    大阪市天王寺区味原町2-10 エヌケイビル1F 105
  • 営業時間
    11:30~16:30(ランチ~14:00)共にLO
  • 定休日
    日&不定
  • カード使用
  • 席数
    20
  • アクセス
    各線鶴橋駅から徒歩5分

※この記事は2025年8月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。

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