お団子に熟茶を注いで
碗の中に生まれる美味
☑ [中国茶カフェ FLOW LIFESTYLE.(スロー ライフスタイル)]
東香里の静かな住宅街に誕生した中国茶カフェ。大阪・新町の[Mel Coffee Roasters]でバリスタとして活躍した高玲婧(コウ・リンチン)さんが、「故郷・雲南省のお茶に気軽に親しみ、和やかに過ごせる場所を」とオープンした。
柿渋染めののれんの向こうに、すらりと伸びた一枚板のカウンターや畳敷きの小上がり、柔らかな光を宿す照明など、和とその他アジア諸国の要素が溶け合う心地いい空間が広がる。
「中国茶に加えて、今後はバリスタの経験を生かして雲南省のコーヒーも提案していきたいです」と高さん。お茶の入れ方や習字のワークショップも計画中と、お楽しみはさまざまに。


高さんの親族が営む茶農園などから届くお茶は、雲南紅茶やプーアル茶など季節の茶葉を含む7種類。どれも農薬などを一切使用せずに自然の力のみで育てられたもので、茶葉本来の豊かな味と香りが楽しめると評判。いつでもおいしく飲んでもらえるようにと、環境や季節に応じた入れ方を教えてくれるのもうれしい。
雲南の標高2,500mの山に自生する樹齢数百年の古茶樹から手摘みされた希少な紅茶を約4時間かけて丁寧に抽出した、水出し・雲南野生古樹紅茶1,500円。ライチや蜂蜜のような華やかな甘い香りと爽やかな飲み口が魅力。
おやつには、「子どもの頃からこの食べ方が好きなんです」と、香ばしい白玉団子に温かいプーアル茶を注いだスープ風のひと品が登場。愛情たっぷりに供してくれる品々に胸が高鳴る。
ゆでてもちもち感が増した白玉団子にプーアル茶を注いでいただく、熟プーアル茶と黒ごま白玉団子のセット1,600円。
まろやかなお茶の風味と黒ごまあんの甘さが調和した優しいおいしさ。お茶はそのままいただいても。
お茶のイメージをイラストで表現したという
パッケージがすてき
白茶や紅茶、烏龍茶など、店内でも楽しめる6種類の茶葉は購入も可能。神戸在住の版画家・本田このみが手掛ける、お茶の風味をイメージしたイラストのパッケージもすてき。左、熟プーアル茶8g×10個3,000円。右、蜜蘭香30g 2,600円
コーヒー×中国茶のお中元ギフトも
[Mel Coffee Roasters]の濃厚ラテベース250㎖と、雲南金芽紅茶30gのギフトセット3,150円。紅茶は雲南省臨滄市の奥地で作られた金芽100%で、クリアかつ華やかな味わいがあとを引く。
店舗情報
中国茶カフェ FLOW LIFESTYLE.フロー ライフスタイル
- 電話番号072-391-6169
- 住所枚方市東香里元町28-37
- 営業時間11:30~17:30
- 定休日日・月
- カード使用可
- 席数12
- アクセス京阪バス「東香里」バス停から徒歩すぐ
※この記事は2025年8月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。