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関西おやつシーンのトピック、総ざらい! OYATSU NEWS 2025

老舗のアニバーサリーや新展開から、気鋭の新店舗、気になるあの店の話題のスイーツ、これから流行りそうなおやつまで! 最新のおやつトレンドをお届けします。

[POIRE]さん、
創業55周年おめでとうございます!

最後のひと口までおいしい
そんなお菓子をこれからも

帝塚山に本店を構える、大阪を代表する洋菓子店[POIRE]が、2024年11月に創業55周年を迎えた。口の中でほどけるスポンジのデコレーションケーキ、上質なバニラが香るプチシューなど、先代のレシピを大切に受け継ぎつつ、「最後のひと口まで感動するお菓子を届けたい」と進化を続けてきた同店。ショーケースには色とりどりの美しい生菓子が並び、2022年にリニューアルした上階のサロンでは、アスティエ・ド・ヴィラットの器に美しく盛り付けられたデザートや[YARD Coffee & Craft Chocolate]と共同開発のコーヒーが楽しめるなど、非日常な時間を届けてくれる。「あっと驚くような新商品も考案中です」とグランシェフの辻井良樹さん。56年目もますます楽しみです!

サロンのリニューアル後に誕生した半個室。店名の「ポアール=洋梨」をイメージした真ちゅうのランプに照らされた空間には、55年の歴史を振り返る貴重な写真たちが。

生菓子のほか、手土産にぴったりの焼き菓子などがずらりと並ぶ1階。

\なんと!/
SAVVYの『おやつ』特集に合わせて「PPP55/POIRE スイートポテト&プチシュー」の再販が決定!!

ねっとり甘い蜜イモ「紅はるか」の焼き芋スイートポテト(左)と、マダガスカル産の高級バニラ入りのカスタードクリームをたっぷり詰めたプチシュー(右)の詰め合わせ。2,160円

\こちらも注目/
大人気! サブレナチュール

国産発酵バターをはじめ、厳選素材で丁寧に作られる薄焼きバタークッキーは、軽い食感とほどけるような口溶けが◎。「ぎっしり70枚も入っているのに一瞬でなくなる! 」とリピーターも続出。4,320円


ポアール55年のあゆみ


1969 創業
欧州のカフェや洋菓子に魅了された辻井良朗さんがオープン。バタークリームケーキが主流の中、生クリームをメインに使った生ケーキを主役に。


1970s 話題の店となる
生ケーキのおいしさはたちまち広がり、遠方から訪れるファンも続々。“日本で一番小さくて一番売れる店”として評判となった。


1990s
良樹さん、ヨーロッパへ
 
当時20歳だった息子の良樹さんがヨーロッパ修業へ。スイスのパティスリーなどで研さんを積み、休みの日には各国を旅行して、各地の味を吸収。
ヨーロッパから留学生が訪れる
良樹さんが修業中に作ったお菓子が、西洋人にも評判に。「その技を学びたい」と、帰国後、スイスやフランスのパティシエが研修を受けに来る。


2000s コラボ商品続々
雑誌の企画でケーキバイキングを開催、スワロフスキーのストラップ付きチョコレートの販売など、他業種とのコラボレーションにも取り組むように。


2004 「ポアールスイーツクラブ」発足
創業35年を記念してポイントやさまざまな特典を設けた「ポアールスイーツクラブ」を発足。入会者数は現在約6万名となった。


2022 内装リニューアル
10月に2階のサロンがリニューアル。アーチ型の窓など、創業時の面影を残しつつ、より優雅で非日常な空間に仕上げた。


2024 創業から55周年を迎える
創業55周年を記念して、10月より創業時の人気メニューの復刻や、本店サロン限定のデザートが登場するなど、さまざまな企画を実施中。

写真/コーダマサヒロ 取材・文/下川あづ沙

店舗情報
大阪・帝塚山
POIRE 帝塚山 本店ポアール
  • 電話番号
    06-6623-1101 
  • 住所
    大阪市阿倍野区帝塚山1-6-16 
  • 営業時間
    9:00~20:30(イートイン~19:30LO)
  • 定休日
    なし
  • カード使用
  • 席数
    27
  • アクセス
    阪堺電軌姫松駅から徒歩6分
※この記事は2025年3月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
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SAVVY3月号『おやつな時間』
発売日:2025年1月23日(木)定 価:900円(税込)