阪急六甲駅から北へ坂を上り、六甲川を渡ってすぐの場所にオープンした“街の小さなパン屋”。店主の米山雅彦さんと言えば、大阪・本町に本店を持ち、9店舗を展開する人気ベーカリー[パンデュース]の元シェフ。立ち上げから20年以上が経ち、いろんな縁が重なったタイミングで独立、自宅近くの場所で新たに店を構えた。とはいえ、「これから一人で厨房に立って、自分がどんな感情になるのか楽しみ」と肩の力は抜いた様子。以前からつながりのある農家から直接小麦を仕入れ、その特性を生かした配合で一つ一つ焼き上げる。「“カリテ”は漢字で“糧”とも書ける言葉。お客さんの笑顔の糧になるパンを」と米山さん。屋号に込めた思いを、神戸から届けていく。
左から、塩こうじと3種類の穀物を入れて焼き上げた塩麹穀物ブレッド1個460円(写真はハーフ、230円)。塩パン300円は、自身も神戸でカフェ[トースター]を営み、この日は販売を担当していた妻・CHAさんのお薦め。自家製粉の全粒粉配合生地に発酵バターを折り込んだクロワッサン300円
バゲットには米山さん監修の小麦を使用!
写真/沖本明 取材・文/SAVVY
店舗情報
Pan Caliteパン カリテ
- 電話番号070-9066-4604
- 住所神戸市灘区篠原本町3-8-23
- 営業時間10:00~17:00※売り切れ次第終了
- 定休日日~水
- カード使用可(1,500円以上)
- アクセス阪急六甲駅から徒歩10分
※この記事は2025年3月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。