山や海に囲まれた景色や、近代建築、地産の食材など
ほかの街にはない、とっておきがたくさんある神戸。
朝、昼、夕暮れ、夜と、さまざまな顔を持つこの街の
とっておきの過ごし方をご案内します。
エディター 長瀬 緑/兵庫県出身、元『SAVVY』副編集長。現在は食、暮らし、美容など多岐にわたって手掛けるフリーエディター。京阪神の衣食住を取材し続け早23年、現在も日夜“おいしい・かわいい”を探索中。
#4
ナチュラルワインと料理を堪能
大人の黄昏からディナータイム
「週末だけ“黄昏タイム”始めました」とこの夏、宣言した[Caldo]。
コロナ禍以降、ディナーは休止し、ランチのみ営業していた同店が、
「夕暮れの美しい景色を独り占めするのはもったいない!」と、ランチが終わった15時から
夕暮れまでワイン一杯から楽しめるように。なんとも気持ちのいい空間で、アペリティフが最高!
一日の締めに訪れたいのは、帰る時間も心配いらない、駅すぐのワインスタンド[nofasa]。
ワインのインポーターが手掛けるだけあって、
気になるワインを色々と試飲させてくれるのもうれしいところ。
自社ワインやオーストリア、フランスからの自慢のナチュラルワインを一日の締めにぜひ。
今回巡ったのは、わざわざ訪れないと味わえないものがある店ばかり。
神戸を訪れる“理由”になる出会いや新発見をぜひ楽しんでください。
元町[Caldo(カルド)]
「この時を待っていました!
至福のワインタイムです」
2011年のオープンより窯を使った料理を主軸とし、現在はランチのみ営業するピッツェリアスタイルに。強力と中力の間のイタリア産CAPUTOの小麦粉を使って、ガス窯で瞬時に焼くピザはもちふわとした軽い食感の仕上がり。そんな名物のピッツァや前菜とワインがランチを延長して楽しめる“黄昏タイム”は、6月中旬より金〜日限定でスタート。窓からの眺めが印象的な店内で、曜日も時間も限定の夕暮れの美しい瞬間をワインと共に楽しんで。
- 電話番号078-331-7825
- 住所神戸市中央区元町通1-7-2 ニューもとビル5F
- 営業時間11:30〜14:00(金、土11:30〜14:00、15:00〜日没、日11:30〜14:00、15:00〜17:00)全てLO
- 定休日月&不定
- カード使用不可
- 席数14
- アクセス各線元町駅から徒歩約3分
三宮[nofasa(ノファサ)]
「大テーブルを囲む、老若男女が集う
気負わないワインバー」
ナチュラルワインの輸入元でもある日仏商事が手掛けるワインバー。「ナチュラルワインを知ってもらうきっかけになれば」と、グラスワインを手頃な価格で提供し、気になる銘柄があれば試飲できるのも、インポーター直営ならでは。昨年、新しい店長を迎え、食べ応えのある肉料理など、フードがぐっと充実した。中央に大テーブルを配したダイニングのような雰囲気で、ついつい遅い時間まで飲んでしまうこと間違いなし。
- 電話番号070-2449-4358
- 住所神戸市中央区琴ノ緒町4-4
- 営業時間18:00〜22:30LO
- 定休日日・月&不定
- カード使用可(現金不可)
- 席数12
- アクセスJR三ノ宮駅、各線神戸三宮駅から徒歩5分
写真/わたなべよしこ
編集・取材・文/長瀬 緑 取材・文/天野準子(nofasa)