パンの消費量が全国的にも多い滋賀県。
そのため、どのパン屋さんもおいしいのはもちろん、
さらに“食べたい!”となる魅力がありました！

#4 イートイン併設がうれしい！

☑窓から見える琵琶湖もごちそう！
彦根［喫茶とパン 湖畔（きっさとぱん こはん）］

パンの香りと静かな湖、
街に寄り添うベーカリー

目の前はすぐ湖。彦根港のすぐそばの、のんびりロケーションにたたずむベーカリー＆カフェ。兵庫県川西市出身の店主・土谷章子さんは元あったカフェを引き継ぐ形で、2021年よりこのスペースを担う。「もともとパン作りが好きで」という土屋さん、こだわりは天然酵母と国産小麦を使用すること。そして「あくまで家庭のパン作りの延長で。地元のお客さんの意見を聞きながらメニューが増えたりも」と自身の生活と地域に寄り添うスタイル。カウンターに座り、ドーナツとコーヒーをいただく時間は、波の少ない琵琶湖のような静かな多幸感でいっぱいに。

もちもちした食感の酵母ドーナツ280円には、六甲で人気の［六珈］の豆を使用したホットコーヒー500円が好相性。

1.持ち帰りのパンは全部で10種類ほど。その中の定番フォカッチャ。国産小麦は「キタノカオリ」をメインで使用し、総菜パンの食材は地元産の新鮮野菜をたっぷりと。ほうれん草とトマトソースのフォカッチャ300円
2.軟らか過ぎず硬過ぎずちょうど良いふわふわ食感。全粒粉を使用しているため自然な甘みや香ばしさとダイレクトに味わえる。そのままでももちろん、バターを添えても間違いなし。イングリッシュマフィン220円
3.もっちりした引きのある噛み応えたっぷりの生地はほんのり甘みあり。リベイクすると表面がカリッとキャラメル風味のバターがじゅわっと溶け出て、より香ばしい甘さが。キャラメルナッツバターのベーグル280円

写真／福森クニヒロ　取材・文／中村悠介

☑念願の焼きたてをサーブ!
草津［levain lupin levain（ルヴァン ルパン ルヴァン）］

姉妹で営む人気パン店に、
カフェが完成し楽しみ広がる!

森口千代美さん、渡辺友愛さんの仲良し姉妹によるベーカリーが、約半年の休業を経て、カフェスペースを設けリニューアル。「焼きたてのおいしい瞬間を今ここで食べてほしい！」という思いが形に。天然酵母の使用はこれまでと変わらず、新たに高加水にするなどパンのレシピも工夫し、二人の目指すもっちり食感がぐっとアップした商品ラインアップに。もっちり感も楽しめるパン以外に、コーヒーにも注目を。例えばドリップコーヒーなら店主がほれ込んだ［大山崎 COFFEE ROASTERS］などの豆を使用するなど、抽出方法ごとに扱う豆を替える徹底ぶりもお見事！

キャラメリゼフレンチトースト（アイス添え）715円、アイスコーヒー453円

カフェではかき氷も提供。1番人気のとろ蜜いちご（バニラカスタードクリーム入り）1,375円は、口溶けの良い氷とミルクのコクが豊かなカスタードクリームの相性は抜群、かき氷は8月末まで提供予定。

1.明太子の塩味＆うま味と香ばしいクラストが食欲をそそる人気パン。固形のバターを挟み込んでいるとので、少しトーストすると溶けたバターとソースがバゲット生地に染みこみ、濃厚さアップ。明太子フランス335円
2.高加水でずっしり、もっちりと仕上げた店主一押し。砂糖や卵を使わず、シンプルな小麦の味わいを感じられる。ジャムや甘いスプレッドにも、チーズやオムレツなどおかず系とも合う。シュシュ食パン1斤453円
3.天然酵母を使ってやわらかさを追求した生ドーナツ410円はふわふわ&もちもち食感! 同じ生地で中にたっぷりオリジナルカスタードクリームを詰め込んだ生ドーナツも。

写真／エレファント・タカ　取材・文／SAVVY