同じビル内にオフィスを構える工務店が「会社のことを知ってもらうきっかけになれば」と開いた店。当初はコーヒーショップとして営業するつもりで店名にもコーヒーと付けたが、大阪や京都のホテルや洋食レストランで経験を積んだシェフと出会ったことで、コーヒーとオムライスの二本柱に。オムライスは、まだ卵がゆるゆるのスクランブルエッグの状態でケチャップライスを投入し、すばやく巻くことで、口当たりはふんわり! その人気ぶりは、地元の人からオムライス屋さんとして認知されるほど。アイアンとコンクリートを基調に、大きなガラス窓や水色のタイルが映える空間も、清涼感たっぷりで居心地が良い。

コーヒー豆は、京都･西陣の焙煎所［Laughter］が焙煎するオリジナル。すっきりとした飲み口のアイスコーヒー450円（左）、アイスラテ480円（右）

三つ弱も卵を使用し、食べ応え満点のチキンオムライスは、ケチャップではなく、タマネギの甘みとトマトのうま味を感じるトマトソースをかけた洋食店の味。サラダ付き1,050円。ソースはデミグラスを選ぶこともできる。オムライスは、近江牛を使ったビーフも人気だそう。

写真／エレファント・タカ　取材・文／天野準子