昨年まで膳所でカレーショップを任せられていた梅原浩之さんが自慢のカレーを引っ提げ、大津で新展開｡｢自分が作るカレーはラーメンに使うようなスープがベースで、中華に通じるものがある」と、昼はカレー、夜は酒に合うスパイシーな中華のアテを軸に、シメにカレーを食べられる酒場に。

カツには欧風カレーを合わせることが多いが、こちらではウスターソースからインスパイアを受けたカレーを合わせて。野菜のうま味とスパイスが詰まったさらさらのカレーは、重たさを感じさせず、しみじみおいしい。スパイシーポンセ式カツカレー零式1,200円。昼のカレーはほかに2種あり。

夜のメニューより。手前から、赤ワインと黒酢をしっかり煮詰めた艶やかな甘酢は、甘ったるさがなく、清涼感のある味わい。赤ワイン香る黒酢酢豚1,200円。オイスターソースなどで具材にしっかり味をつけているため、味料なしでパクチーと召し上がれ。揚げ春巻きにパクチー600円

大きなガラス窓が気持ちいい広い店内を活用して、マルシェや音楽イベントを行い、地域の人々とローカルカルチャーの交差点にもなっている。