フランスの地方菓子を軸としながら、「仕事前にふらっと立ち寄って、クロワッサン一つ買って行けるような店に」と朝8時から開く、清水孝志さん(上写真)によるパティスリー。そのスタイルは、清水さんが修業時代に本場フランスで見たパティスリーの「華やかな手土産を求めてたまに訪れるのではなく、普段遣いできるフラットさ」が下地。京都[みずほファーム]から仕入れる卵のコクや、小麦の香りをしっかり感じる、力強い味わいの焼き菓子が店内に並ぶ。「同じ素材でも多彩に表現できるのが焼き菓子の面白いところ」と清水さん。あまり聞きなじみのない名前のお菓子も、フランス地方都市の歴史も交えてパートナー・郁美さんが丁寧に説明してくれるはず。
右上から時計回りに、サックリとしたパイ生地でアーモンドクリームを包んだピティビエ420円。ヘーゼルナッツの生地に甘酸っぱいフランボワーズをアクセントに加えたアンコリ460円。パイの中にアーモンドクリームという構造はピティビエと同じだが、生地を薄く伸ばすことで全く異なる味わいに。パンコンプレ650円。焦がしバターとアーモンドの風味が広がるヴィジタンディーヌ360円
薄い生地にベーコンとタマネギを乗せて焼き上げたタルトフランベ450円
クロワッサン270円
ベーカリーの一面も感じられる顔ぶれ。イートインのスタンド席でモーニングにいただくのがお薦め。ゆくゆくはコーヒーなどドリンクも提供したいとのこと。
サクサク食感のビーントゥバーチョコレートも!
写真/中部里保 取材・文/SAVVY
店舗情報
Un Son Doux pâtisserieアン ソン ドゥ パティスリー
- 電話番号なし
- 住所京都市中京区麸屋町通二条上ル布袋屋町495-1
- 営業時間8:00~18:00
- 定休日日
- カード使用可
- 席数スタンディング約4名
- アクセス地下鉄丸太町駅から徒歩10分
※この記事は2024年9月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。