昔ながらの住宅街の一角、路地の奥にあるビストロ。切り盛りするのは、洋食やイタリアンなどの店の立ち上げに携わってきたという川島好平さん(写真右)と、弟の嵩弘(同左)さん。「何かテーマを決めてしまうのは面白くない。コンセプトは“未完成”です」と話す二人。内装は天井や壁を覆う装飾を排除し、あえて下地の木材をむき出しにした空間に。料理も、ビストロをベースに農家から直接届く丹波の野菜や高知牛など、日本の食材を自由に組み合わせ、ジャンルにとらわれないアラカルトを展開する。店内入ってすぐには、厨房との隔てがなくライブ感を味わえるスタンド、カウンター席が。奥のテーブル席ではゆったりとくつろげ、シーンごとの使い勝手の良さもうれしい。
国産サガリ3,850円。希少部位であるサガリを、フランス料理では王道の味とされる、赤ワインをベースにしたマディラソースで。
肉のうま味を生かした土佐黒牛タルタル1,650円
まるでチーズケーキ⁉︎ だけれど実は甘くない。タマネギと牡蠣の風味が広がる濃厚なバスクチーズ990円
写真/島田勇子 取材・文/林 真央
店舗情報
Libenリベン
- 電話番号06-6616-8727
- 住所大阪市北区中津3-13-10
- 営業時間12:00~15:00(土・日・祝のみ)、17:00~22:00共にLO
- 定休日月
- カード使用可
- 席数14、スタンディング約6名
- アクセス阪急中津駅から徒歩4分
※この記事は2024年7月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。