花を買うだけでなく、おやつやお茶も楽しめるフラワーショップが増えています!
中でも気になるのは、花があしらわれていたり、花がモチーフになったりしたキュートなスイーツ。
甘い時間を楽しんだ後にぴったりな、おそろいカラーのブーケも提案してもらいました!

“味わって”
オリジナルフレーバーはダイレクトな花の香り！
［Maestro］のオーキッドソフトクリーム

装花のデザインなどを行う［Maestro］代表・綛谷（かせや）武史さんによる実店舗。その一角に併設したカフェカウンター［pbp］でいただけるのがこちらのソフトクリーム。ランの中でも特に香りの豊かなシンビジュームをイメージし、香りと色をそのまま表現した。口に含むと芳醇に香り、すっと鼻に抜ける爽やかな味わいはクセになるおいしさ。皿に盛り付ける花は日によって変わるのもお楽しみ。

“買って”

ディスプレーなど店内の隅々まで、代表･綛谷さんの美意識が行き届いているショップ。綛谷さんは装花や生け込み、庭のデザインなども手掛けており、しっかりと主張する色鮮やかな花々を集めた世界観にファンが多い。

“味わって”
料理人×花屋がコラボした、並べて眺めたい花のカヌレ
［かいか 珈琲とカヌレとお花］のお花のカヌレ

オーダーアレンジメントの専門店［FiL et FiL］が営むカフェの名物は、エディブルフラワーをあしらったキュートなカヌレ。店主でフローリストの久保美樹さんが、料理人の兄から学んだレシピを基に焼き上げており、外はカリカリ、中は程よいもっちり感。「花を贈るような気持ちで渡してほしい」との言葉通り、テイクアウトすればプレゼントにもぴったりだ。桜ノ宮にちなんだ桜のカヌレも！

“買って”

アレンジメントのオーダー受注がメインで、アレンジ用に仕入れた花は切り花として店頭でも販売している。受け取った人のことを考えて、持ちが良く、飾りやすい花をセレクトするのが久保さんの信条。お目当ての花があれば予約がベター。

“味わって”
ひんやりおいしいブーケは 100％プラントベース
［（THISIS）NATURE］のアイスブーケ

烏丸御池の人気グリーンショップ［（THISIS）SHIZEN］の２号店。1号店でも人気の「アイスブーケ」は、ビーツやカボチャ、サツマイモなどで色をつけたカラフルなあんの花をジェラートにオン。あんはもちろん、ジェラートやコーンも動物性の原料を使わないプラントベース仕様になっている。ジェラートはサボテンやピスタチオ、米など8種類のフレーバーがあり、日替わりで1種ずつ登場。2号店のこちらでは、入居する［髙島屋］のシンボルをモチーフにバラとカーネーションのあんを飾ったプレミアムアイスブーケのほか、赤・青・黄のバラのあんから好きな組み合わせを選べるミニサイズも（ブーケのデザインは時季により異なる）。

“買って”

グリーンや盆栽が豊富な1号店に対し、百貨店という場所柄、ギフトにもぴったりのアイテムが豊富。あらかじめブーケになっている切り花のほか、花器とセットでそのまま飾れるグリーンやドライフラワーなどがそろい、目移りしちゃう!

“味わって”
目にも体にもうれしいグルテンフリーおやつ
［サンカクストア］の米粉ドーナツ

ドライフラワーも豊富なフラワーショップでは、エディブルフラワーを押し花にしたものを店主の松井美徳さんが独自開発! フローリストの感性でドーナツにトッピングし、色鮮やかな花を散りばめたかわいらしいビジュアルは、手土産としても喜ばれそう。米粉を使ったグルテンフリーの生地をベイクしており、外はカリッと、中はむぎゅっとした食感。食べる前に少し温めることで、米粉特有のもちもち感も楽しめる。

“買って”

ビルの1階で生花と焼き菓子の販売、2階でドライフラワーの販売とカフェ営業を行う。長年ホテルの装花を担当しキャリアを積んだ店主が「本当にかわいい」と思った花だけを厳選し仕入れている。

※5月26日（日）をもって閉店。

写真／桑名晴香　島田勇子　西島 渚
取材・文／土橋健司　林 真央　SAVVY