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店長・井田晃平さん

「コーヒー業界で予測される「2050問題」を回避するため、コーヒーを飲む習慣がない人にも魅力を知ってもらい消費量を上げることが僕たちのミッションです。その思いに共感してくれた[TEKI DESIGN]の西永竜也さんにより、店舗を全面ガラス張りにし、行き交う人々の目を引くデザインになりました。6基のタップが並ぶ土台部分は半透明のポリカーボネート素材で囲い内側にLED照明を設置し、近未来感を出しています。1階奥のカウンターは、丸みをつけ柔らかさを演出したステンレス製。2階は展示スペースも兼ねています」

店主の井田晃平さんは、2023年11月まで京都・丸太町[Kurasu Ebisugawa]にてバリスタとして勤務。クラフトビールが好き。

居心地のいいカフェ 空間をCHECK!

  • 2050年を思わせる内装が主だが、店舗がある新京極通や建物自体は長い歴史を持つ。その点も悟ってもらえるようにと、時代を感じる小屋裏部分をあえて露わにしている。
  • 長く座っていても疲れにくいよう、座面の角度や膝裏が当たる部分の形状を工夫したモルタル製の2階ベンチ席。端にはコンセントもあり、充電なども可能。
  • 1階奥にある、美しいアールが魅力のカウンター席。基本はスタンディングスタイルだが、椅子も使用可能。テーブル下には荷物掛け用のフックとコンセントが配されている。
  • 1階奥にある、美しいアールが魅力のカウンター席。基本はスタンディングスタイルだが、椅子も使用可能。テーブル下には荷物掛け用のフックとコンセントが配されている。
  • 出勤前などに利用してもらうことを前提にしているので、コーヒーの提供は手軽な紙コップが主流。スリーブなしでも持てる厚手のものを使用。

2013年にオンラインショップからスタートし、京都から海外にも店舗を展開している[Kurasu]の新ブランド。地球温暖化で2050年までにコーヒー生産国が半分以下になるかもしれないという「2050問題」に警鐘を鳴らすと同時に、持続可能なコーヒーの実践をコンセプトに掲げている。店内では自分でコーヒーを注ぐタップ式を採用。豆やオリジナルグッズの販売も。


オーストラリアのシックスシンプルマシーンズが開発したタップマシーンが6基もあるのは京都でここだけ! シングルオリジン4種と2050ブレンドダーク400円、コーヒー豆の外皮で作るティー500円がオンタップ。

写真/エレファント・タカ 取材・文/小林明子

店舗情報
京都・新京極
2050 coffeeニセンゴジュウ コーヒー
  • 電話番号
    なし
  • 住所
    京都市中京区桜之町402
  • 営業時間
    8:00〜19:00(土・日&祝〜20:00)
  • 定休日
    不定
  • カード使用
  • 席数
    17
  • アクセス
    地下鉄京都市役所前駅から徒歩7分
※この記事は2024年4月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
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