本場の味を展開する中国料理バル［幸福飯店］の点心工房が、中国から呼び寄せた魔法使い（⁉︎）こと専属の点心師による手包みの餃子を体験できる食堂としてオープン。

クワイのシャクシャク感が楽しい焼き餃子、エビ入りの水餃子、そして三つの味が楽しめる小籠包の３本柱。おいしさの秘訣は「皮とあんの調和にあります」と料理長。厚過ぎず、うす過ぎず、ミリ単位で調整された自家製皮はもちもちとした食感で、冷めてもみずみずしさをキープ。あんのシンプルな味付けも、皮が持つ繊細な甘みを際立たせる。どれをとってもするすると胃袋におさまるやさしい味。全種制覇でお気に入りを見つけて。

写真／わたなべよしこ　取材／吉田志帆

※この記事は2021年10月号からの転載です。