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編集長の竹村です。
SAVVY3月号『おやつ図鑑』、お楽しみいただいてますでしょうか。

さて、突然ですが、こちらのカヌレの写真、不思議だと思いませんか?
黄色をバックに、飛んでいるように散らばっている写真です。

どうやって撮影しているでしょうか?

合成? 

いえいえ、よく見ていただくと、
ちゃんとカヌレの影もあるし、よくみると右上から左下に
光の線が入っています。

合成でも、できるとは思いますが、
ここまで作り込むのは逆に大変なので……。

答えは、糸で吊っている。です。

アナログ?と感じられたでしょうか。

透明で細いテグスで吊り下げて撮影しています。

ただ、ただ吊り下げるだけだと、ぶらーんとなって動きがないので、
吊っているスタンドを、左右に揺らして
良き塩梅にばらけたところで、シャッター!

カヌレ全員がいい表情で写るまで、何度も繰り返します。
カメラマンさんとの共同作業です。
それなりに時間がかかりました。
(糸通しされたカヌレは、もちろんスタッフがおいしくいただきましたよ)

続いては、りんご飴の撮影です。
というか、りんご飴の専門店が増えてて驚きました。
しかも、インテリアもかなりスタイリッシュなお店が多い。
(ちょっと韓国っぽ、ですかね)

シャイニーなリンゴ飴の上を、キラキラしたものが舞っている写真です。

これは、みなさんの想像通りで、
上からキラキラした紙を降り注いで撮影しています。
シャイニーな感じなは、レンズのフィルターの効果です。

これもやり方は簡単なんですが、
いろんな条件が揃わないとかわいくならないので、
とにかく何回もトライあるのみ。

マネをして撮影したいという奇特な方に、
やり方をザックリ解説します。

1 テーブルと黒い壁を用意します。 
テーブルと黒い壁は隙間を空けておく。

2 りんご飴を並べます

3 両面キラキラしたテープを用意します。
サイズも形もランダムになるようにカットします。

4 カットしたテープを隙間に向かって降り注ぎ、シャッター!

コツとしては、
テープはかなりたくさん降らせないと、さみしい印象になります。
しかし、ガバッと撒くと、かたまってしまうので
いい感じに散らばるようには練習あるのみ。
そして、何度もトライするのみ。

そうやってりんご飴の写真は完成しました。
(4カットあるので、4回以上はやっております)

そんなこんなで、スタッフの汗が詰まっています『おやつ図鑑』。
ご愛顧いただけますと幸いです。

それではどうぞよろしくお願いいたします。

写真/コーダマサヒロ

※編集長日記は、毎週金曜更新! 次回は2/17(金)更新予定です。
過去記事は、ハッシュタグ #編集長日記 をクリック。

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SAVVY2月号『関西美術館さんぽ』
発売日:2024年12月21日(土)定 価:900円(税込)