SAVVY.jpの竹村です。
いつもは、関西のすてき(と、かわいい)をテーマにお届けしていますが、
今回は趣味に走らせていただきますことをご了承ください。
(ある意味で、すてきの極みとも言えます)
さて、向かうは[心斎橋パルコ]14階。
ここで、士郎正宗の展覧会が開かれているのです。
士郎正宗って誰や? と思った人もいるかもしれません。
『攻殻機動隊』の作者、と言えば分かるのではないでしょうか。
とはいえ、アニメや映画の方が有名なので原作のコミックの存在はあまり知らないかもですが、熱狂的なマニアがいるのも確かです。(ここにいます)
熱狂的なマニアがいる士郎正宗の世界観をたっぷり堪能できる展覧会が大阪にやってくると聞いて、はせ参ぜずにはおられません。
東京で開催されて大反響だった展覧会が、大阪に巡回してやってきたのです。
その士郎正宗、出合いのきっかけはなんだったのかもはや覚えていないのですが、
京都の四条にあった[アニメイト]ではなかろうか、と思います。
四条通にあった[ジュンク堂書店]に入り浸っていた私は、ついでに[アニメイト]にも寄っていたことが多かったので、そこで知って買ったと思われます。
当時は今と違って、アニメ=オタクなイメージがあったので、ドキドキしながら行っていたことを思い出しました。ザ・オタクなお兄さん達が、店内にいっぱいいたので、まだまだ子どもだった私からすると、それはそれで異世界でした。(宅八郎の世界線ですね)
そんな中で、あまりに異質なコミック『アップルシード』を見つけて興味を持って買ってから士郎正宗の世界にどっぷりはまったと覚えています。
時代的には、『攻殻機動隊』前夜くらいでしょうか。(古い!)
作風は、とにかく書き込みが尋常じゃない。
書き込みも描き込みも。絵にも情報量が多いし、セリフも情報量が多い。
それに加えて枠外にも補足説明がびっしり入るという、
ぱっと見、ページが黒い。
なので通常版に加えて、端々まで細かく読めるように原画版という大判サイズの本も販売されていて、まんまと持っています。
内容としては終戦直後の復興世界での公安活動なので、
テロリストとの戦闘シーンが目立ちますが、
実は、政治的なかけひきも丁寧に描かれていて、なかなか奥深いというか
とっつきにくいというか、そういう内容なんですね。
このコミックを読むことで政治に興味を持つことが出来たので、
人生はわからんもんですね。
そんな情報過多な士郎正宗の世界を、余すことなく繰り広げられている展示会です。
原画をはじめ、貴重な資料なんかもたくさん。
こうやって出来たのか、というのが垣間見える展示となってます。
マニアならずとも圧倒されると思います。
マニアなら、いくら時間があっても足らないと思います。
9階では、グッズ販売もあって、
まんまと大阪限定のTシャツを買ってしまいました。
と、そこでヘアサロン[LIM(リム)]のTAICHIROさんと遭遇。
「めちゃくちゃファンなんですよ」とのこと。
なおかつグッズを爆買いされてて、うんうんその気持ち分かります。
意外なところにマニアがいるなぁ、世の中わからんと思いました。
ちなみに地下2階の[TANK酒場]でも、コラボメニューがあるのでこちらもよければ見てみてください。
それではどうぞよろしくおねがいします。
士郎正宗の世界展 ~「攻殻機動隊」と創造の軌跡~ 大阪会場
会期:2025年9月5日(金)~10月5日(日)
会場:心斎橋PARCO 14F PARCO GALLERY ※物販:心斎橋PARCO 9F EVENT SPACE
[士郎正宗の世界展]公式HP
※〈編集日記〉は毎週金曜更新、次回は9/19(金)予定です
過去記事は、ハッシュタグ #編集日記 #編集長日記 をクリック。