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SAVVY編集長の竹村です。

ホテルのスイーツビュッフェが人気です。
(SAVVYでもよく取り上げています)
いまは、アフタヌーンティがとても人気です。
その人気ぶりから11時、13時、15時の三回転するホテルなんかも。
でも、「アフタヌーンちゃうやん」なんてツッコミは野暮というものですよ。

さて、そのホテル。
仕事柄、お伺いすることも多いです。
ビュッフェの取材はもちろん、なにかしらの発表会や展示会などなど。
いろんな種類のホテルにお伺いします。
そこで気づくのは、若い人をあまり見かけないこと。
なにかしらの会合で来てるらしきスーツ系若者はみかけるのですが、
ロビーを待ち合わせに使ったり、カフェを使ったりする人はほぼみません。

さて、いきなり話が変わりますが、
先日、北海道・トマムで、星野リゾートの星野佳路代表と話をする機会がありました。
正確に言うと、スキーバムの星野さんと一緒に滑ったということですが。
(竹村は数十年来のスノーボーダーでして)
滑ってるときは、お互い「ヒャッホー!」って感じなんですが、
滑るにはリフト(orゴンドラ)で、ゲレンデの上にいかないといけません。
その間に、あれこれを話をしました。
(しましたというか、するしかないというか)

ちょうどトマムに広島の高校が修学旅行でスキーにきていて、その話になりました。
スキー好きなら北海道で滑るのは、「最高」の二文字しかないのですが、
まったく滑ったことのない高校生からしたら、どうなんだろう? と。

もちろん、「楽しー」と開眼する人もいるでしょうが、
初っぱなからスイスイ滑れる人はいないし、
そこに到達するには修学旅行の数日ではやや心許ない。

そこで星野さんが言ったのは
「とにかく嫌な思いをさせないことが大事じゃないか。また来てもらうには、楽しい思い出として残さないと」と。

なるほどなーと思いました。
自分のことを思い出すと、始めて滑ったのは小学校の低学年。
今ほど道具もよくないし、技術もないしで
痛いわ、冷たいわ、苦しいわで面白くなかった。
本気で面白いと思い出したのは、大人と同じサイズになってきた高校生くらいでしょうか。

修行じゃないんだから。

まぁそうですね。
そこで星野さんいわく
「雪合戦でも、ソリでもいいから。とにかくゲレンデが、スノーリゾートが楽しいと最初に思わせたほうがいい」

食べ物の好き嫌いも、最初においしいものを食べたかどうか、が
大事な気がしませんか。

そこで、急激にホテルに話が戻ります。
もちろんホテルで嫌な思いをすることは、ほぼないんですけども、
めっちゃいい思いとか、こういう使い方は便利だ!っていうのもないかも、と。

何回か使ってるうちに、塩梅がわかってくるんですが、
日常的にホテルを使う人は、そうそういないかもしれません。
とはいえ、特に都市部のホテルは、パブリックスペースとして
いろいろ使い勝手がいいし、ホテル側も便利に使って欲しいと思っているようです。

インバウンド需要で、めちゃくちゃホテルが増えた関西ですので、
せっかくあるなら、使ってみたらどうでしょう。というお話でした。

次回は、新今宮にできた星野リゾートの新ホテルをめぐる話でも。

※編集長日記は、毎週金曜更新! 次回は5/27(金)更新予定です。
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SAVVY1月号『よしもと漫才劇場となんば』
発売日 2024年11月22日(金)定 価 900円(税込)