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SAVVY編集長の竹村です。

前回は、配信と映画のお話でした。
今回はその続きを少し。

映画は、別名でなんと呼ばれているかご存じでしょうか?
ちょっとアナクロな名前なので、昭和を感じるかもです。

第七芸術

建築、絵画、彫刻、音楽、舞踏、文学に続く7つ目の芸術として映画がある。
とフランスで提唱されました。
新しい芸術、くらいの意味じゃないでしょうか。
(大阪の十三にその名も[第七藝術劇場]という映画館があります)

芸術論を繰り広げたいわけではなくて、
ちょっと前まで、映画は何かを表現したい人のいろいろが詰まったフォーマットだったと思います。

脚本(=文学)から、演出(=演劇)、ファッション、音楽、デザイン(タイトルバックやポスターなど)、そして、イベントまで。
いろんな表現を詰め込めるものが映画だったように思います。

で、時代は移り変わりまして、10年くらい前から、新しいカタチのホテルが増え出しました。
龍崎翔子さんが手がける[SHE]とか、バックパッカーズジャパンの[Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE](京都にある[Len京都河原町])など。

いままでの型どおりのホテルではなくて、カルチャーをふんだんにとりいれたホテル。(エースホテル的な)
DJブースがあったり、併設したカフェにはアーティストの作品を飾っていたり。デザインコンシャスなインテリアだったり。
ポップアップイベントも、幅広く。

かつては映画が担っていたカルチャーの集積地が、ホテルを作ることに変わったんじゃないか、という仮説です。

インバウンドでのホテル需要の高まりが、後押した時代背景もあるでしょう。

ところが、コロナ禍でいろんな状況が変わってしまいました。
なかなかのホテル不遇時代となってしまいましたが、イマなカルチャーが詰まった場があるのはすてきだなと思うので、街にはあり続けて欲しいとは願います。

そんなこんなで、もうちょっとホテルの話を次回も続けます。

※編集長日記は、毎週金曜更新! 次回は5/13(金)更新予定です。
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SAVVY1月号『よしもと漫才劇場となんば』
発売日 2024年11月22日(金)定 価 900円(税込)