SAVVY.jpの竹村です。

いきなりですが、大阪は意外と（失礼？）食材の宝庫なんです。
コンパクトながら山もあれば、海もあるので、
けっこういろんなものが揃います。
なにわ伝統野菜もありますしね。

大阪食材にこだわりまくった居酒屋さんもあります。
その名も　［オオサカ堂］。

メニューを見ていただければわかると思いますが
よくそこまで揃えたなというラインアップ。
店主の執念すら感じます。

と、今回お伺いしたのは、そちらではなくて
天満橋にあるイタリアン　［Nishideria］。

改めて、大阪の豊かさを知るのもいいし、
よそから来た人に、大阪の豊かさを知ってもらうにもいいのではないでしょうか。

夜はおまかせコース「Corso Stagione」（12,000円税込）の一部をご紹介。

まずは
羽曳野 空豆、ヒイカのソテー

空豆おいしいですよねぇ。
初夏の恵みって感じがします。
ちなみにイカの下のパリッとしているのも空豆です。
豆って味が凝縮しているので、食べ応えがあるといいますか、
いかにも栄養が詰まってます、って思いますよね。

つづいて
青の洞窟 〜海のジェラティーナ〜
大阪港で取れたお魚が、酸味のあるジュレの下に隠れている
とても爽やかな逸品。
青いのはバタフライピーですね。

そしてスペシャリテの
ゼッポレ アッラ オオサカーノ

食べた時の楽しみが減るので詳しいことは避けますが、
大阪名物のアレですね。
正確にはアレではないんですが、
イタリアンのテクニックで、まるでアレのようです。
決め手はやっぱり酸味なのかもしれません。
（アレアレばっかりですいません）

羽曳野 ズッキーニ 18ヶ月熟成生ハム 富田林 寺西養鶏場 さしみ卵

ズッキーニも夏を感じる野菜ですね。
みずみずしさがよいです。

余談ですが、普段下町の商店街の八百屋で野菜を買っていまして
店主のおっちゃんに「めっちゃおしゃれな野菜やろ、ズッキーニ」と
言われるのを、いつも思い返します。
もはやズッキーニは普通にある野菜ですよ、おっちゃん。
と、ここでひっそり告白しておきます。

豊後水道直送カマガリのソテー 枚方 スナップエンドウ 三度豆 セロリ ふきのとうのサルサヴェルデ

やっぱり初夏は、豆の季節ですね。
スナップエンドウもどっちかいえば最近の野菜ではないでしょうか。
パリッとした食感と甘みがおいしい。
でも、スナップエンドウを買うときは「これオシャレやろ」とは言われません。
おっちゃんのオシャレ野菜の基準はなんなんでしょうか。

石川 能登牛イチボ　
牛肉は大阪産ではないですが、
能登の応援ということで。
大阪には、なにわ黒牛という銘柄牛がおりますです、はい。

大阪 鰯　自家製ビーゴリ
イワシはアンチョビにして、ぐっと旨みをアップしてます。

もちもちして食べ応えのある太めのパスタ・ビーゴリとの相性もよし。
年を重ねるにつれて、青魚のおいしさがわかってきた気がします。
イワシ、最近は高級魚になってきましたしね。

大阪名物ジェラート仕立て　東大阪 Shimizugarden 紅ほっぺ カンノーリ
この記事がアップする頃には、もう終わってるかもしれませんが
今シーズン最後のイチゴ。
パリッとした生地とイチゴの食感がこれまた相性よしです。

コテコテじゃない、
シュッとした大阪を味わった。
そんなディナータイムでした。

大阪観光の手札として
ブックマークするのもいいんじゃないでしょうか。

それではどうぞよろしくお願いいたします。

※〈編集日記〉は毎週金曜更新、次回は7/5（金）予定です
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