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編集長の竹村です。

先日、グランフロント大阪にある[THE NORTH FACE+]へ、
スキーヤーの佐々木明さんのトークショーに行ってきました。

佐々木明さんを、知らない方もいると思うので
さくっと紹介します。

1981年、北海道生まれ。
3歳でスキーを始め、めきめきと頭角を現し
国内屈指のスキーヤーに。
ワールドカップで2位になること3回。
ソルトレイク、トリノ、バンクーバー、ソチと
4回のオリンピックに出場。

日本スキー界で随一の記録を出しているアスリートなんです。
そして現役バリバリの2014年に、突如レースから引退して
ビッグマウンテンを滑る山岳スキーヤーに転向。
エクストリームな滑りを映像や記録として残してきました。

が、(まだあるんかい、って感じですが)
2022年に、現役復帰を宣言。
2026年のオリンピック出場&金メダルを目指す。

「40歳からオリンピックを目指すって、そんなやつ他にいないでしょ」
と、ニコニコと話す佐々木さんです。
8年のブランクがあるにも関わらず、復帰戦から2戦連続で優勝。
いやなんだかすごいです。

そんな佐々木さん、ガシッとしていて超ポジティブ。
一緒にいる人もつられて明るくなっちゃうような人です。

トークの内容は、ここ数年の活動報告と、
復帰してこれからどうするか、という話でした。

最後に質問タイムがあり、そこで出たのが、

「緊張した時って、どうやって克服しているんですか?」

オリンピックやレースでのスタート、
断崖絶壁の雪山を滑降するとき……。
緊張する場面は、いくらでもありそうです。

そこで佐々木さんの回答は明解で
「緊張はしないですね。
なんで緊張するのかっていうと、ありもしない未来を想像するから。
それをしなければ緊張しない。
もちろんいつも通りのパフォーマンスを発揮できるようにメンタルトレーニングをしています」
ということでした。

これを聞いて、確かになぁ、と。
全然レベルの違う話ですが、私もあんまり緊張しないんですね。
例えば、テレビの収録とか、何百人の前で話すこととかがたまにあるけれど、
ほぼ緊張しないです。

なぜかというと、佐々木さんの言っていることに近くて、
「うまいことやろう」と、あんまり思わないからなんです。
うまいことやろう、とか、失敗したらどうしよう、と
考えるから緊張するんじゃないかと思うんです。

「うまくいかなくても仕方ない」
と、思ってると緊張はそんなにしないです。

平常心という言い方があるかもしれませんが。

それって、慣れてるからですよね?
という意見も分かります。

慣れると、自分のできる範囲が見えているので、
ありもしない未来を想像しないんじゃないかと。

「失敗してもいい」なんて生半可な気持ちでやってるのか!
というお叱りを受けそうですが、
そういう打算的だったり、刹那的な気持ちではなくて、
ある程度それまでの経験の裏付けがあってこそではあります。

とはいえ、
テレビ収録でままある「このセリフをこの通りに言ってください」が
とても苦手で、むちゃくちゃ緊張します。
何度やっても慣れないですね。
間違えずにしゃべらないとまずい、って思って、
どぎまぎしちゃうからなんでしょうが。

だから、「だいたい近しいことを多めに言うので、
あとは適当に編集でなんとかしてください」と、
変なお願いをいつもしています。

それではどうぞよろしくおねがいします。

※編集長日記は、毎週金曜更新! 次回は10/20(金)更新予定です。
過去記事は、ハッシュタグ #編集長日記 をクリック。

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