編集長の竹村です。
迷いました。
毎回、言っている気もしますが。
正解があるようでない、ないようであるような。
なにせ、世の中に出せるのは1パターンのみ。
「こっちの表紙だったら!」のifは、ないのが表紙作り。
新茶の季節に、お茶特集。
いい感じです。
いい感じなんですが、ここで問題が。
書店に並ぶのは発売日の6月23日から約1カ月間。
ぼちぼち暑くなってくる季節です。
ぼちぼちというより、もう暑い。
そんなときに出すお茶の特集。
表紙に使うのは、ひえひえの冷たいお茶なのか、
ほっこり熱いお茶なのか。
お茶は、お湯でいれるもの。
そりゃ熱いのが正統派でしょう、という意見もわかります。
いや、そりや暑苦しいぜ、
水出しのお茶もありますよ。
それはそれですっきりとおいしいですよ、という意見もあります。
そもそも、特集は日本茶、中国茶、紅茶に野草茶や薬膳茶も載っています。
どのお茶にする?
などなど、いろんな選択肢がありまして、
いろいろと作ってしまいました。
ガラスの器の爽やかパターン。
(バリエの多さから、この方向がいいのでは?の気持ちが透けて見えます)
ワイングラスのシュッとしたパターン。
いまどきのティーラテパターン。
急須からの1滴を捉えたパターン。
紅茶がカラフルでかわいいよねパターン。
作りすぎると、そりゃまぁ迷います。
店頭に持って行ったり、編集部でうーんとうなってみたり。
散々迷ったあげく、
ガラス作家・森 康一朗さんのグラスの光感が
とても爽やかで美しい!のが決め手になりました。
ちなみに奥にうっすらと写っているのは、
康一朗さんの妻で同じくガラス作家の森 智恵子さんのグラス。
実は、夫婦共演となっております。
最終的には、お茶のタイトルなどを調整して、
完成しております。
(茶の文字の一部が葉っぱになってるのかわいいですよね)
お手元でじっくりと見ていただけると幸いです。
それではどうぞよろしくおねがいします。
表紙写真/コーダマサヒロ
※編集長日記は、毎週金曜更新! 次回は7/7(金)更新予定です。
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