アート好きマスター・フルタニタカハルが
関西のホットな展覧会をセレクト!
フルタニタカハル/[TANK酒場/喫茶](心斎橋PARCO・B2)のマスター。20年以上、アメリカ村や関西のアートシーンと深く関わってきた「街の兄貴」。キュレーター、DJ、アートの審査員など多岐にわたり活躍中。
特別展『エドワード・ゴーリーを巡る旅』
期間:開催中~11月10日(日)
場所:奈良県立美術館
[ヴイレッジヴァンガード]で知名度を上げた絵本作家の代表格と言えば……の、エドワード・ゴーリー。精巧で緻密なペン画と、ちょっと不気味でブラックユーモアあふれる独特の世界観に魅了され、ファンになった方も多いはず。本展は、彼のついのすみかとしてアメリカに作られた記念館[ゴーリーハウス]で開催された企画展より、「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマから約250点の作品・資料で再構成。[奈良県立美術館]オリジナル展示『エドワード・ゴーリーと日本文化―20世紀アメリカの眼―』も楽しみ! [奈良県立美術館]とお隣の奈良県庁の建物は、建築家片山光生の手によるモダニズム名建築の一つでもあり、併せて鑑賞したい。
特別展『エドワード・ゴーリーを巡る旅』
期間:開催中~11月10日(日)
場所:奈良県立美術館
- 電話番号0742-23-3968
- 住所奈良市登大路町10-6
- 営業時間9:00~17:00(最終受付~16:30)
- 休館日10/7、10/15、10/21
- 観覧料1,200円
- アクセス近鉄奈良駅から徒歩5分
みんぱく創設50周年記念特別展『吟遊詩人の世界』
期間:開催中~12月10日(火)
場所:国立民族学博物館
この春にラッパーで映画監督・評論家のダースレイダーが[国立民族学博物館]の特別客員教員に就任したニュースを見て「攻めたことやってるなー」と感じたところ。そんな“みんぱく”の創設50周年記念特別展が『吟遊詩人の世界』ですよ。古くから各地を広範に移動し、詩歌をうたい語る「吟遊詩人」。歌や言葉で、さまざまな事象の語り部として、または鼓舞する楽師として、評論家、代弁者、ニュースを伝えるメディア、門付け芸人まで、幅広い顔を持っている。あれ? となると吟遊詩人は現代でいうラッパーの一種なのでは? 実はこの特別展、アジアやアフリカの吟遊詩人の世界に光を当てる、もっとプリミティブなものなのかも? チルいヒップホップでも聴きながら確かめに行こうかな。
みんぱく創設50周年記念特別展『吟遊詩人の世界』
期間:開催中~12月10日(火)
場所:国立民族学博物館
- 電話番号06-6876-2151
- 住所吹田市千里万博公園10-1
- 営業時間10:00~17:00(最終入館~16:30)
- 休館日水(祝日の場合開館、翌平日休)
- 観覧料880円
- アクセス大阪モノレール万博記念公園駅から徒歩15分
フルタニタカハル的!
今月のPICK UP
『GUCCI COSMOS』
期間:10月1日(火)~12月1日(日)
場所:京都市京セラ美術館
流行が移ろっても変わらず憧れのブランドであり続けるGUCCI。そんなGUCCIの革新の歴史とクリエイティビティの伝統を、時のらせんをさかのぼるようなイマーシブな展示によってご紹介する大規模な世界巡回展『GUCCI COSMOS』。上海、ロンドンでも好評を博したこの展覧会が創設の地イタリア・フィレンツェの姉妹都市である京都の京都市京セラ美術館にて開催されます。貴重なアーカイブからすてきな逸品がたっぷりと見れる貴重な機会なので、マストでチェックですね。展示を楽しんだ後は、ご近所の東山[SENZA X KYOTO]やトスカーナの味を楽しめる下京区[VINAINO kyoto]でイタリアンを味わいたいところ。
『GUCCI COSMOS』
期間:10月1日(火)~12月1日(日)
場所:京都市京セラ美術館
- 電話番号075-771-4334
- 住所京都市左京区岡崎円勝寺町124
- 営業時間10:00~18:00(最終入館~17:00)
- 休館日月(祝の場合は開館)
- 観覧料2,200円
- アクセス地下鉄東山駅から徒歩8分