アート好きマスター・フルタニタカハルが
関西のホットな展覧会をセレクト!
[TANK酒場/喫茶](心斎橋PARCO B2)のマスター。20年以上、アメ村や関西のアートシーンと深く関わってきた「街の兄貴」。キュレーター、DJ、アートの審査員など多岐にわたって活躍中。
『MIRROR/MIRROR
カナダ・日本 現代版画ドキュメント』
期間:開催中~3月17日(日)
場所:京都dddギャラリー
「現代版画」とひと言でまとめきれない、エッジィで多様な表現方法の作品を見せてくれるカナダと日本の現代美術作家によるグループショー。浮世絵に始まり、写真の技術からデジタル技法まで取り入れ、進化を続けてきた版画の世界。「今の時代にあえて版画にこだわることによって生み出される表現とは何か」を国内外の作家たちが見せてくれる。余談だが、休業から再開した寺町四条[くるみ]のオムライスも合わせて食べに行きたい。
『MIRROR/MIRROR カナダ・日本 現代版画ドキュメント』
期間:開催中~3月17日(日)
場所:京都dddギャラリー
- 電話番号075-585-5370
- 住所京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
- 営業時間11:00~19:00(土・日・祝~18:00)
- 定休日月
- 料金無料
- アクセス地下鉄四条駅、阪急烏丸駅から徒歩すぐ
特別展『古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン』
期間:開催中~5月6日(月・休)
場所:国立国際美術館
古代メキシコといえば漫画『ジョジョの奇妙な冒険』始まりの地。メキシコ古代文明には未解明な謎が多く、ロマンが詰まっている。本展は、メソアメリカ諸文明(メキシコの大部分と中央アメリカの一部地域の文明)で興ったマヤ、アステカ、テオティワカンという代表的な三つの文明に焦点をあて構成されており、見どころはマヤの「赤の女王」(奇跡の初来日!)に加え、古代メキシコの至宝約140件! と、次はいつ見れるか分からないお宝が集結。美術館帰りには、タコスを食べつつ語り合いたい。
特別展『古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン』
期間:開催中~5月6日(月・休)
場所:国立国際美術館
- 電話番号06-6447-4680
- 住所大阪市北区中之島4-2-55
- 営業時間10:00~17:00(金・土~20:00)共に最終入場は30分前
- 定休日月(4/29、5/6は開館)
- 入館料2,100円
- アクセス京阪渡辺橋駅から徒歩5分
フルタニタカハル的! 今月のPICK UP
『ミュシャとパリの画塾』
期間:開催中~3月31日(日)
場所:堺 アルフォンス·ミュシャ館
女性を魅力的に描いてきた、アール・ヌーヴォーを代表する画家アルフォンス・ミュシャ。若かりしミュシャが、パリの街で画塾に通い出した頃の師の作品や、デッサンと完成形のリトグラフを並んで観ることができたり、画塾の先生として後進を育成するために作った指南書など、彼の創作にあたっての裏側を知ることができる内容だ。
ほかにも舞台公演やお酒の宣伝をするためのポスターも素晴らしく、ボリューム満点。グラフィカルで漫画っぽい絵が今なおかっこいい。
『ミュシャとパリの画塾』
期間:開催中~3月31日(日)
場所:堺 アルフォンス·ミュシャ館
- 電話番号072-222-5533
- 住所堺市堺区田出井町1-2-200
- 営業時間9:30~17:15(最終入館は30分前)
- 定休日月(祝の場合は開館、翌休)
- 入館料510円
- アクセスJR堺市駅から徒歩3分
※この記事は2024年4月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。