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三浦大知や木村拓哉、AAA、BLACKPINKやEXOなど名だたるアーティストの振り付けを手掛けるほか、ライブや舞台の演出、俳優、イラストレーター、YouTuberとしての活動など「ダンサー」という肩書きだけにとどまらない、多岐にわたって活躍する4人組ダンスグループ・s**t kingz。この記事では、本誌にはのせきれなかった4人の和気あいあいとした他己紹介セクションをお届けします。


編集部(以下、編) では、まずは右隣のメンバーの他己紹介をお願いします!
NOPPO(以下、N) shojiくん。この人がいなかったらs**t kingzは15年続いていなかったんじゃないかっていうくらいの、存在だと、思います。
編 どのような部分でそう思われるんですか?
N いろんな面ですね。人間的に助かる部分がたくさんある。
編 みなさんを引っ張っていく存在?
shoji(以下、s) 引っ張ってはいないんだけどね?
Oguri(以下、O) しーっ! 静かにして!
s 褒められるの慣れてなくて(照笑)。
N この人がいるから空気が明るくなる。それってチームを続けたり、作品を作る上で一番大事ですよね。もうメンタルお化けなんですよ! あんまり「ずーん」ってなるところ見たことないし、多分見せるの嫌いだと思う。グループとして「ここ辛いな〜」という時期ほど、shojiくんは「がんばろー! 」ってやってくれる雰囲気があります。あとダンスの面では、パワフル! 「パワフル」という言葉が似合う。そして「エモーショナル」。心から踊る人だなあと感じてます。なんですけど、一番変な振りを持ってくる人。(笑)
s ふふふ。
N 良い意味でも悪い意味でも。(笑)
s あはははは!
N 毎回、作品を作るときに振り移し(振りを作った人が他の人に振り付けを伝えること)があるんですけど、まずオーディションするんです。「今回は何を考えてきたんだ? 」って(笑)
編 ほかのメンバーはオーディションをしないけれども?
N ですね。shojiくんだけ。「そのフロアへの行き方合ってんのかい?」とか「物理的に大丈夫なのかい?」とか。shojiくんは「うん! 」って言うけど、音に合わせてみたら全然できなかったりするんですよ。(笑)ちょっと抜けてるところもあるけれど、そんなところも愛くるしい。でも基本は頼りになる、チームの中枢になってる人ですね。

編 ではshojiさんからOguriさんへ。
s 「ストイック」という言葉が世界で一番似合う人。いつも何かに追われてて、いつもなぜか自分を追い込んでる。(笑)休んだりできない人なんですよ。「休み欲しい」って言うけど、いざ休みもらったら、ダンススタジオ行って一人で踊ってて、その動画をInstagramにのせる、みたいな。でもそういう姿を見て、「あ、やばい、俺ちょっと頑張れてないかもな」って思えたりするので、常に刺激をもらってます。あとは、突然芝居のワークショップに行きだして、急に台詞のある舞台に出たりとか、新しいことを抵抗なく始める人でもありますね。急にピアノ買って始めたりとか。とにかく、いろんなものをインプットして、常に自分を追い込み続ける、そんな人です。踊りの面で言うと、当たり前の動きにテクニックを感じる人。動きが基礎的になればなるほど、どんどんかっこよくなっていくというか。だから、ダンスに余分なものが要らない人だなと思っています。普通の人があんまりかっこよく見えないようなシンプルなステップでも、Oguriがやるとかっこよく見えるみたいなことが、最近特に多いなと。そういうところもすごく、突き詰めてる人だなって思います。

編 ではOguriさんからkazukiさんへ。
O kazukiは、行動力が抜群にあって、それに伴うプラス思考も抜群で。YouTubeを始めたりアパレルを始めたり、やると決めたらすぐ動き出すし、そこで何か上手くいかないことがあっても、悲観するというよりは「じゃあ次どうしよう」みたいな、常に先を行くことを考えていて、めちゃくちゃバイタリティがあるなって。kazukiの「なんとかなるっしょ」っていうメンタルで救われることもありますし、心配になることもあります。俺は追い込まなきゃいけないから。自分を(笑)。「kazukiほんとに大丈夫? 」って思うときもあるんですけど、結果ほんとに大丈夫なんです。チームで舞台をやってるときとか、俺は心配だから「なんかしないと」って無駄に稽古場にいたりしちゃうんですよ。でもkazukiはそういうときに、容赦なくスッと帰れる人。
(一同爆笑)
k (小声で)家でちゃんと練習してるんだよ!
O 一番スタジオに来るのが遅くて、一番帰るのが早い人。(笑)
s 間違いない。(笑)
O 運動神経がめちゃくちゃいいんですよね。体の器用さだったりフィジカルの強さがある。ブレイキンをやってたっていうのもあるんですけど、フロアに入ったときの身のこなしとかも上手い。kazukiだから成り立つかっこよさや色気をちゃんと持ってて、それを自分でも分かってるから、振り付けにも落とし込めるし。かっこいいものとかセクシーなものを求められたら、kazukiに頼んだ方が間違いないものができるなって、外から見てて思います。

編 では最後に、kazukiさんからNOPPOさんへ。
k NOPPOは地元が近くて、俺一番付き合いが長いんです。ダンスがとんでもなく上手で、できない姿を見たことがないんですよね。ちょっと変わったジャンルとかモノマネみたいなことも上手だから、周りの情報をキャッチして、どうやったらそれに見えるか? っていう対応力がすごいなっていつも思うんですよ。だけど(笑)。
N 「だけど」きた(笑)!
k だけど、びっくりするくらい、人間としてはできない人なんですよ(笑)。
(一同爆笑)
k 俺のイメージですよ?(笑)何かを任せようとしたときに、不安でしかないというか(笑)。おぐりん(Oguri)とかshojiくんだったら、例えば俺のアパレルの仕事で「ちょっとこれのお金の計算しといて」って言ったらばっちりやってくれる気がするんですよ。でもNOPPOに言っても絶対に間違えるとしか思えない(笑)。だから、「ダンス以外はちょっとアレなんだなー」って思ってたんですけど、ドラマとかに出てるのとか見て、「あ、こんなことまでさらっとできちゃうんだ」って思ったんですよね。だから20年以上付き合いがある自分でも、まだ知らないポテンシャルを持ってる。絵も上手なのは昔から俺は知ってたんですけど、自分からそれをアピールしないから、s**t kingz結成して10年ぐらい経ってからやっとやり始めたんですよね。周りの誰かの一声で、一気にいろんな才能が表に出るタイプの人だなって、思う。
編 ダンスの面では何かありますか?
k ダンス、上手いっす(笑)。さっきOguriが俺に言ってくれたみたいなことなんですけど、NOPPOも独自の質感を持ってて。 キレとかそういう簡単な話じゃなくて、AからBの位置に体を動かすときの、雰囲気。ふわっと感なのかシャープさなのか都度違うんですけど、そういう質感が誰とも違うんですよね。一旦空間が歪んだかのような感じになる動きを、さらっと平気な顔をしてやるから、モノマネをしようと思ったら逆に一番できないタイプかも。

ここから話はさらに盛り上がり、結成当時のことや振り付けを作る時のポイント、15周年記念ダンスライブ『踊ピポ』についてなど、本編では、バイタリティあふれる活動の秘訣について聞いています! ぜひチェックしてくださいね。

インタビューの本編はこちら
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〈Interview〉 s**t kingz バイタリティあふれる活動の秘訣とは

写真/岡本佳樹 取材・文/吉田暁音(SAVVY)

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