秋の風が吹き始めたら、チルな温泉旅はいかが?
自然豊かな島根・三瓶山は、
温泉湧出量が中国地方最大と言われる温泉郷。
源泉は34℃と比較的ぬるめだから、
暑さの残る今の時季にもぴったり。
肌に良い温泉や気象環境がそろい
「美肌県」とも呼ばれる島根で、
心身共にリフレッシュして。
島根県のほぼ中央部にそびえる三瓶山(さんべさん)。標高1126mの主峰をはじめとする6つの峰が低地を囲むように連なり、美しい尾根が続く。大山隠岐国立公園の一部でもあり、季節ごとに異なる雄大な自然の風景と美しい星空が見られるスポットとしても有名だ。近辺には美肌の湯で知られる三瓶温泉が湧出していて、界わいには日帰り入浴ができる施設や地元のグルメが楽しめるスポットもあり、山の周囲を散策しながら温泉巡りを楽しむことができる。山麓に牛が放牧された草原や田園などの牧歌的な風景に心癒やされて、豊かな自然を満喫して。
ぐるっと1周回っても約14kmとコンパクトな三甁山周辺はE-BIKEでサイクリングしながら巡ると爽快! 電動アシスト機能付きなので、起伏のある道でもすいすい走行できる。
料金:4時間3,000円、1日4,500円 (共に1名あたり、保険料込み。ヘルメット、ワイヤーロック、リュックの無料貸し出しあり)
貸し出し時間:9:00〜17:30(4~10月)
貸し出し場所:国民宿舎 さんべ荘
江戸時代より湯治場として栄えた歴史を持ち、毎分約3,000ℓも湧き出す豊富な湯量は中国地方随一。体の深部までしっかり温めると言われる鉄分と、保温・保湿効果が期待できる塩分が含まれる。また、温泉の主成分と副成分の働きがスムーズに届くように助けるメタけい酸も多く含まれ、湯上がり後も「ぽかぽか」と「しっとり」が持続する、まさに“美肌の湯”です!
雄大な三瓶山と広大な草原を一望できる西の原にあり、「体にやさしいは、自然にやさしい」をテーマに、三瓶放牧牛や三瓶高原牛乳など地元の食材を使った料理やグルテンフリースイーツなどを提供する。また、「三瓶の自然を感じてもらえる体験を」と、参加者自らの足で採集した周辺に育つ草花を使った和精油の蒸留体験(1グループ15,000円〜、2名以上)も人気。完成したアロマオイルは持ち帰ることができるので、普段の暮らしの中でも三瓶の自然を楽しんで。
地元産の米と牛乳を使った米粉のカヌレ400円は、表面はサクッと、中はもっちり。季節のフルーツやハーブを漬けた自家製コーディアルドリンク650円と共に。
大田市の海水から採れた塩を使ったバスソルト30g 600円
右/周辺に群生するセイタカアワダチソウのファブリックウォーター100㎖2,000円
左/エッセンシャルオイル5㎖3,800円。
三甁山をかたどったアロマストーン500円。
山の駅 さんべ
島根県大田市三瓶町池田3294
営業時間/10:00〜14:00(土・日・祝~16:00、雨天の場合〜14:00)
定休日/月・木&12〜3月下旬 カード/可 座席/50
HP/yamanoekisanbe.net
アクセス/出雲空港から車で約1時間
岩風呂、酒樽、羽釜など、大小16種の趣が異なる浴槽で源泉掛け流しの湯を堪能できる温泉が自慢の宿。源泉は34.8℃と優しい肌あたりで、非加熱の湯船と加温した湯船の温冷交互浴がお薦め。フロントスタッフは全員、温泉ソムリエの資格を持ち、尋ねたら最適な入浴方法を指南してくれる。客室は洋室と和室、和洋室とバリエーション豊富にそろえ、将棋の王将戦で過去に使用されたことで人気の離れでは、朝夕共に部屋食で、山陰の食材をふんだんに使った料理もいただける。
庭園と茶室を備えた離れ「松虫草」。藤井聡太王将と羽生善治九段の対局も行われた。レストランでは“勝負飯”大あなご重3,000円も提供。
日本海で獲れた新鮮な旬の魚介や島根和牛の溶岩焼き、自家製そばなどが楽しめる夕食「雲海会席」。
4月〜11月の月3回は三瓶山山頂で日の出を鑑賞しながら朝食が楽しめるオプションも。3,800円(リフト代別途750円要)
国民宿舎 さんべ荘
島根県大田市三瓶町志学2072-1
チェックインIN/●15:00 OUT●10:00 部屋/全30室
料金/1泊2食付き11,500円~(1室2名利用の場合1名あたり、サ・入湯税込み)
定休日/不定(メンテナンス休あり) カード/可
HP/www.sanbe-sou.jp
アクセス/出雲空港から車で約1時間
温泉で温まった後に、喉越しの良いそばを。もりそば1,000円
元は半世紀以上の歴史を持つ温泉旅館。2018年に地震で建物が損壊する被害を経て、「気軽に地元の特産品・三瓶そばと温泉が楽しめる場所になれば」と、そばと源泉掛け流し温泉の日帰り入浴が楽しめる施設として2020年にリニューアル。三瓶そばとは小粒で甘みの濃い三瓶在来種を使ったそばのことで、こちらでは香りの良さがより際立つように自家製粉で提供。打ちたて、ゆがきたての十割そばが楽しめる。そば粉を使ったジェラート350円もお薦め。
そばカフェ 湯元ゆもと
島根県大田市三瓶町志学ロ1730-11
営業時間/11:00~15:00 (カフェ15:00~17:00、温泉11:00~17:00)
料金/入浴料600円 定休日/火 カード/可 座席/22
Instagram/@sobacafe.yumoto
アクセス/出雲空港から車で約1時間
森に泊まるという非日常を体験
標高約230mの小高い丘に位置する温泉付きリゾート施設。針葉樹の森の中に、空中に浮かぶ球体テントやドーム型のグランピングテント、プライベートな時間を過ごせるモバイルハウス「Jyubako 住箱」などユニークな客室がそろう。豊かな自然の中で山陰の美食と美肌の湯を楽しんで。
温泉リゾート 風の国
島根県江津市桜江町長谷2696
チェックイン/IN●15:00 OUT●10:00 部屋/全30室
料金/1泊18,000円~(1室2名利用の場合1名あたり、サ込み、
入湯税別途150円要) 定休日/水・木 カード/可
HP/www.kazenokuni.jp アクセス/出雲空港から車で約2時間
世界に誇る銀山の歴史に触れる
17世紀の最盛期には世界の産出銀の約3分の1を占めた日本の銀。その多くが石見で採れたもので、銀の生産にまつわる遺跡が豊富に保存されていることから世界文化遺産に登録されている。銀を採掘した龍源寺間歩や歴史的建造物が多く残る大森の町並みに、銀山の町として栄えた時代の面影が。
石見銀山龍源寺間歩りゅうげんじまぶ
島根県大田市大森町ニ183
営業時間/9:00~16:50(12月〜2月は15:50)共に最終入場
料金/入場料410円 定休日/なし カード/可
HP/www.ginzan-wm.jp/purpose_post/ryugenjimabu/
アクセス/出雲空港から車で約1時間20分
飛行機&車●大阪国際空港→飛行機・出雲空港→県道243号→県道335号→県道57号→宍道IC・山陰自動車道→中国横断自動車道(尾道松江線)→吉田掛合IC→県道336号→県道38号→R54→県道40号→県道30号。大阪から約2時間、片道運賃18,220円〜(8/5現在) 電車&車●JR新大阪駅→山陽新幹線・広島駅→県道37号→R54→広島IC・山陽自動車道→中国横断自動車道→高田IC→県道64号→県道4号→R433→R375→県道40号→県道30号。大阪から約3時間30分、片道運賃11,510円〜