2026年の干支は午(馬)!古くから人と馬は共存し、尊く大切な存在ゆえ神様へ献上され、商品の運搬のほか、騎馬や、田畑を耕す農耕馬の役割も果たし、生活に欠かすことのできない存在として愛されてきました。
その年の干支にお参りすると縁起がいい!ということで、馬にお参りできる寺社ご紹介。馬から御利益をいただこう!
午年の守り本尊を拝みに……
☑京都・大原[三千院]
山里の名刹で出合う
智慧を象徴する守護本尊
延暦年間(782~806年)に、最澄が東塔南谷に一堂を建立したことが起こりとされる。平安後期以降、皇族が住職を務める門跡寺院となった。時代の流れの中で何度か移転を経て、明治維新後に現在の地へ。重要文化財である往生極楽院の中に安置されているのが、国宝指定の阿弥陀三尊像。中央の阿弥陀如来は来迎印を結び、両脇の菩薩は両膝を開いて前かがみに座る珍しい「大和坐り」で、極楽浄土から人々を迎えに来られる様子を表現している。向かって左側、合掌しているのが勢至菩薩坐像(せいしぼさつざぞう)。勢至菩薩は午年の守り本尊で、午年生まれの人を智慧(ちえ)の光で照らし、厄災から守ると言われている。ほかにも境内では、聚碧園(しゅうへきえん)と有清園(ゆうせいえん)という二つの庭園が四季折々の美しさを見せる。


横から見ると……
膝を開き少し前かがみになった、今にも立ち上がりそうな臨場感ある姿勢に注目。亡くなった人をお迎えに来た瞬間を表した姿と伝わる。

円融増の天井画
往生極楽院の舟底天井を赤外線カメラなどで調査し、創建当時の顔料を分析して850年ぶりに極彩色の天井画を復元。2006年に開館した境内の重要文化財収蔵施設・円融蔵(えんにゅうぞう)に展示されている。青い空を背景に、二十五菩薩や4体の天女、ハスの花といった極楽浄土の様子が描かれている。

往生極楽院
平安時代、天台浄土教の大成者である恵心僧都源信が父母の供養のため建立したと伝わる御堂。大きな阿弥陀三尊像を堂内に納めるため、天井を舟底型に折り上げているのが特徴。天井には極楽浄土の様子が描かれているが、長年の煤の影響で現在は肉眼で確認するのは難しい。重要文化財指定。

- 電話番号075-744-2531
- 住所京都市左京区大原来迎院町540
- 営業時間開門9:00~16:30
- 料金700円
- アクセス市バス「大原」バス停から徒歩10分
写真/エレファント・タカ コーダマサヒロ 取材・文/杉田裕路子 本庄 彩 村田恵里佳 吉田暁音(SAVVY)
※当サイトに掲載されている写真・文章・イラスト等、すべてのコンテンツの無断転載・複製・改変を禁じております。無断転用や無断引用が確認された場合は、プライバシーポリシーに基づき、対応を取らせていただきます。








