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岐阜駅近くにオープンし、街の朝の風景を一新させたベーカリー[VAAT]。
そちらのオーナー・小林 徹さんが、今回は朝から楽しめる岐阜をアテンド!
丸一日過ごしてみると、丁寧で豊かな城下町の暮らしが見えてきました。

[VAAT]のスタイリッシュなメインカウンターで、スタッフの皆さんと小林さんでパシャリ。

[VAAT]小林 徹さん/メンズ&レディースのセレクトショップ[EUREKA FACTORY HEIGHTS]をスタートしたのち、2022年にパンとコーヒーのお店[VAAT]をオープン。生まれ育った岐阜市を、もっと人が集まる場所にしたいと活動中。

スケジュール



7:21 JR新大阪駅 発(JR東海道本線)
8:41 JR岐阜駅 着
9:00 ベーカリーカフェへモーニングを買いに行く
10:00 図書館で一休み
12:00 岐阜名物を目指す
14:30 お土産を探しに!
16:00 岐阜ちょうちんを見学
19:00 居酒屋のうどんで旅をシメる

14:30 
そろそろおやつの時間。
お土産も見ていって!

「岐阜土産を探すなら
ぜひ案内したい一軒」

2010年に柳ヶ瀬商店街で創業。現在は名古屋と東京を含む3店舗になったが、“素材のおいしさを生かした力強くて優しいお菓子”をそのまま提供。名物はとろける食感のわらび餅だが、品ぞろえは多彩に。「岐阜ってお土産が少ない。だけど[ツバメヤ]さんは誰かにお薦めしたい、渡したいものを作られている」と小林さんが信頼を寄せる。

実店舗での販売は柳ヶ瀬本店のみの「ツバメわらび」10切入1,296円。深いりきな粉をまとった至福の食感は唯一無二。石臼びき小麦全粒粉100%の生地に、特別栽培小豆&粗糖の粒あんをぜいたくに挟んだ「大地のどらやき」291円

小林さんがリピートするもなかアイス300円。皮は飛騨高山産もち米100%、アイスも無添加と、素材も厳選。

店舗情報
岐阜・岐阜市
ツバメヤ 柳ヶ瀬本店ツバメヤ やながせほんてん
  • 電話番号
    058-265-1278
  • 住所
    岐阜県岐阜市神田町4-13
  • 営業時間
    9:00~18:00
  • 定休日
    月(祝の場合は営業)
  • カード使用
    可(1,000円以上)
  • アクセス
    JR岐阜駅から徒歩15分

「僕らの小麦もこちらから。
尊敬する街の先輩の店」

約150年続く油問屋として粉や調味料を卸す老舗食料品店。小林さんいわく「4代目の山本慎一郎さんが新たな道を拓いています」。[ツバメヤ]名物のわらび餅を生んだ和菓子職人、まっちんさんとコラボしたかりんとうやビスケットなどのおやつ、レシピサイト「白ごはん.com」によるふりかけなど、持ち前の素材を生かした商品を販売。

左から、小麦全粒粉や粗糖の風味を生かしたバウムクーヘン680円。「白ごはん.com」考案のごはんふりかけ421円は、おぼろ昆布にカツオ節、ゴマ、梅肉など厳選素材をブレンド。新作のマヨビー432円はあられとピーナッツのうま味がじわじわと。

和菓子職人まっちんさんによる和菓子屋[あんたきば]も併設! おはぎやあんみつなど、内容は当日のお楽しみ。営業は不定期、詳細はInstagram @mattin_machino で。

店舗情報
岐阜・岐阜市
山本佐太郎商店やまもとさたろうしょうてん
  • 電話番号
    058-262-0432
  • 住所
    岐阜県岐阜市松屋町17
  • 営業時間
    9:30~17:30
  • 定休日
    日・祝
  • カード使用
  • アクセス
    岐阜バス「伊奈波通り」バス停から徒歩3分

16:00
岐阜の伝統工芸品は
やっぱり知ってほしい

「他のお店にはないものに
ここでは出合えたりして」

イサム・ノグチデザインの照明として人気のAKARI。「AKARIが岐阜で作られていることは意外に知られていないと思う。だから県外のお客さんをこちらへ案内することも多いです」と小林さん。店内にはレアな初期モデルを含むAKARIシリーズはもちろん、そのルーツである岐阜ちょうちんも多彩に。ミニちょうちんを添えたお手紙「レター提灯」などユニークなお土産も。

イサム・ノグチ自ら[オゼキ]を訪れ、製作を相談したといわれるAKARI。現在も岐阜ちょうちんの職人技を生かして名作を作り伝える。

店舗情報
岐阜・岐阜市
オゼキ
  • 電話番号
    058-263-0111
  • 住所
    岐阜県岐阜市小熊町1-18
  • 営業時間
    9:00~17:00
  • 定休日
    土・日・祝
  • カード使用
  • アクセス
    岐阜バス「市役所・鶯谷高校口」バス停から徒歩4分

17:00
落ち着くレストラン[Terra.]
お洒落にディナーを

「ナチュラルワインと一緒に、
ドルチェまで堪能してこそ」

長らく名古屋のイタリア料理店で腕を磨いていた寺尾英晃さんを、小林さん自身が岐阜へ導き、立ち上げから携わったというほれっぷり。ナチュラルワインと共にシチリア料理を楽しめるお店で、地産食材も積極的に取り入れる。小林さんいわく、「ワインによく合う、魅力的なドルチェがあるのがまたいい」。初訪問なら前菜からドルチェまでおまかせのコース5,500円がお約束。一緒にワインも忘れずに。

寺尾さんによるドルチェの一例、アーモンドのセミフレッド800円。小林さんがアテンドした名パティシエもうなった逸品。

「ワインも料理も素晴らしく、しょっちゅう来ています」
店舗情報
岐阜・岐阜市
Terra.テラ
  • 電話番号
    058-201-5222
  • 住所
    岐阜県岐阜市西玉宮町1-20-2
  • 営業時間
    17:00~21:00LO(日15:00~19:00LO)
  • 定休日
  • カード使用
    不可
  • 席数
    8
  • アクセス
    JR岐阜駅から徒歩10分

19:00
ずっと通っても飽きない。
毎回新しさがある名酒場[食堂かめやま]

「[VAAT]のパンも食べられる
お気に入りの酒場へ」

「うちは飲めるうどん屋」と店主の亀山 武さん。看板は完全無添加にこだわる自家製麺のうどん800円。調味料さえ製造過程から添加物不使用を選ぶ徹底ぶり。あくまで庶民派で、アテは一品350円~。10年来通う小林さんも「ちゃんとした料理を居酒屋の価格帯で、って簡単なことじゃない」と舌を巻く。平日昼はうどんメニューのみ。

左から時計回りに、小林さんがこよなく愛するポテサラ450円。ジャガイモ以外の具材はコーンとハムのみ! という潔さを12年貫く定番。[VAAT]のバゲットを使った、青森にんにくのガーリック明太トースト600円。関市の養鶏場[山田農場]の卵や関牛乳で作る、無添加たまごプリン400円。ラフな居酒屋にして、一品のクオリティが破格。

「いつも、シメはうどん!」
店舗情報
岐阜・岐阜市
食堂かめやま
  • 電話番号
    058-227-9530
  • 住所
    岐阜県岐阜市玉森町20
  • 営業時間
    11:30~13:30、17:00~21:00(金・土〜22:00夜のみ、日11:00~16:00)全てLO
  • 定休日
  • カード使用
    不可 
  • 席数
    24
  • アクセス
    JR岐阜駅から徒歩11分

ACCESS
大阪→岐阜駅/電車●新大阪駅→JR東海道新幹線・名古屋駅→JR東海道本線・岐阜駅。
新大阪から約1時間30分、片道運賃6,600円

岐阜の旅〜前編〜 もチェック!

写真/竹田俊吾 取材・文/村田恵里佳

※この記事は2024年12月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
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