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美しい田園風景の中に、すてきなお店が続々と誕生している西脇。
そんな新しい街へ、とっておきの日帰り旅に出掛けてみませんか?

次世代の個性派店が集う
日本と兵庫のまんなか

 JR加古川駅を起点に、丹波の谷川駅まで南北48・5㎞を結ぶ加古川線。1924年に全線が開通し、今年で100周年を迎える。加古川に沿って田園を縫うように北へとことこ走り、加古川駅から約50分で到着するのが西脇。東経135度と北緯35度が交差することから“日本のへそ”と呼び親しまれ、古くから播州織などの産業で栄えてきた。歴史と自然に彩られた静かな街に2012年、地元出身の足立さん夫妻によるイタリアンバール[Coffee&bar POT]がオープンし、新たな西脇カルチャー発信の場に。その勢いに触発されるように、飲食店を中心に次世代のお店が続々と誕生。野菜をはじめ地元食材の豊かさや環境の良さに引かれ、大阪や神戸で人気を集めた店の引っ越しも相次ぎ、ますます面白く魅力的に進化している。街の玄関口にあたる西脇市駅から、のどかな里山に位置する本黒田駅まで、車窓も楽しみながらおいしい途中下車の一日を過ごして。

なだらかな低山と田畑が続く本黒田駅周辺。山々をバックに疾走!

大阪・谷町から期待のカレー店がやって来た!
[アララギ]

川沿いの民家で出合う
カレーとアジアの美味

大阪・谷町六丁目の同名店のスタッフだった三上 洸(つよし)さんが、屋号を受け継ぎ故郷の西脇で独立。街のオアシス・杉原川のほとりに建つ民家を改装し、明るく広々とした空間で迎える。スパイスが主張し過ぎないまろやかなカレー各種に加え、「西脇はアジア料理のなじみが薄いから、ここで現地の食文化を紹介していきたい」と、タイやベトナムなどアジアンなメニューのプレートも用意。みずみずしい地野菜の副菜が良いアクセントに。ボリュームも愛もたっぷりの品々をお目当てに訪れたい。

3種あいがけ1,500円~。この日はツナとナスのカレー、ひよこ豆入り豚キーマ、エビとイカのグリーンカレー。ひと皿に乗り切らないほどのボリューム!

カオ・マン・ガイ1,200円。ソムタム風のサラダやピクルス、スープもワンプレートに。

店舗情報
兵庫・西脇
アララギ
  • 電話番号
    なし
  • 住所
    兵庫県西脇市西脇253-5
  • 営業時間
    11:30~15:00、18:00~20:00共にLO
  • 定休日
    水&火夜&不定
  • カード使用
    不可
  • 席数
    20
  • アクセス
    JR新西脇駅から徒歩13分

ACCESS
大阪→西脇市駅/電車●JR大阪駅→JR神戸線・加古川駅→JR加古川線・西脇市駅。
JR大阪駅から約2時間。片道運賃1,690円

写真/田中陽介 取材・文/本庄 彩

※この記事は2024年12月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
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