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〜能登・志賀町のおいしさを語って、味わって、発信〜
能登のおいしい座談会レポート&レシピ〜

石川県の羽咋郡にある志賀町(しかまち)は、能登半島のちょうど真ん中あたりに位置する町。日本海の魚介、能登の米、発酵の知恵が息づくしょうゆ、そしてころ柿など、里山里海が育んだ“おいしいもの”がぎゅっと詰まったエリアです。
食材の力強さはもちろん、手間を惜しまない作り手の仕事がさらに町の魅力を引き立てます。
そこで志賀町の食を支えるプレーヤーと、料理研究家えいさん、稲岡町長が一堂に集まって、里山里海の恵みを味わって話し合って、町の魅力を伝えます。

志賀町ってこんな町

おいしいがいっぱい。志賀町の魅力、特産品

志賀町は能登の西側、雄大な日本海と緑美しい高爪山に抱かれた、海と里山が近い場所にあります。魚介、米、発酵の文化が身近にあり、名産のころ柿は皮むきから干し加減の見極めまで手間と時間を重ねて仕上げます。そして町が認定する「志賀町優良特産品」は、味だけでなく独自性や製法、選び抜かれた材料に物語が宿る逸品揃い。作り手同士が自然に支え合う空気も含めて志賀町の魅力です。今回はその魅力を「食べて」「語って」「発信する」ことで、志賀町らしさを発見してください。

志賀町のここが魅力!【優良特産品】


志賀町優良特産品のご紹介
志賀町の「優良特産品」は、町が味・独自性・製法・材料などを基準に選び、町が認定シールを付けている品々です。魚介や米、しょうゆ、ころ柿など、志賀町ならではの味に出会えます。
能登・志賀町観光協会サイト

■今回紹介する商品が購入できるお店
●道の駅とぎ海街道(紹介商品の購入可能|ころ柿、しょうゆ、いしる干し、塩辛)はこちら
●道の駅ころ柿の里しか 旬菜館(紹介商品の購入可能|ころ柿、お米)はこちら

■志賀町の食の担い手を代表する方々が、魅力について語り合います。


2024年の能登半島地震からの歩みを止めず、地域に根を張ってきたジャンルの異なる地元密着企業が集まり、稲岡町長も同席(写真の5名)。さらに、料理研究家えいさんが“伝える”側として加わり、町の今について座談会を開催しました。特産品をアレンジしたレシピに、商品の特徴や味の話や、支え合いの空気、人の温度感、訪れた人が感じる心地よさまで、志賀町の魅力について語っていただきました!

●参加者一覧(左から)
・株式会社能登ファーム志賀(以下、能登ファーム志賀):梶谷茉莉花さん
・株式会社能西水産(以下、能西水産):吉田千里さん
・志賀町 町長:稲岡健太郎さん
・カネヨ醤油株式会社(以下、カネヨ醤油):木村美智子さん
・株式会社いこいの村 能登半島(以下、いこいの村):小川貴志さん
(道の駅とぎ海街道運営)

町長が語る、志賀町の魅力とこれから

稲岡町長は、震災直後に町内を回って目にした光景を振り返り、「現場の切実さと同時に、困ったときほど自然に手が差し伸べられる空気がありました」と切り出します。町長は「志賀町の魅力は『苦しい時こそ手を取り合える人の絆』です。このポテンシャルをもっと世界に自慢したい」と。そんな町長が今、力を入れているのが「現場を次世代へつなぐこと」。プレーヤー同士が世代を超えて結び付いたり、連携が生まれたり、そんな動きを応援していくと語ります。例えば志賀町の名産「ころ柿」は、晩秋の澄んだ空気と冷たい風で甘みが凝縮され、手間のかかる工程を重ねて仕上げる手仕事の結晶。 震災後は担い手が減るなかで、ボランティアが支えになれるよう、現場をどう守りどう次へ渡すか重要だ、と座談会の参加者全員がうなずきました。


町長:稲岡健太郎さん
志賀町の魅力は、食や自然だけじゃなくて“人”も含めての総合力だと思っています。だから、現場の皆さんの頑張りがちゃんと届くように、SNSやYouTubeなどの発信も含めて、町としてももっと旗を振っていきたい。チーム志賀町として、外に向けて発信する流れを強めていきたいですね。
●志賀町の観光はこちら


木村美智子さん|カネヨ醤油
震災のあと、町の方に「お宅のしょうゆがないと、うちの食卓が寂しいわ」って言われたのが忘れられません。あのひと言に支えられました。全国で待ってくださる方、リピーターになってくださる方がいるのも本当に力になります。支えてもらっている分、味でちゃんと返したいです。
●詳細はこちら


梶谷茉莉花さん|能登ファーム志賀
志賀町って、若い人が挑戦すると面白がってくれる人が多いんです。先輩たちが「やるなら協力するぞ」って背中を押してくれる。何十年も作ってる方が「まだ素人や」って言う、その謙虚さにも学ばされます。こういう“人を育てる文化”が、この町の強さだと思います。
●詳細はこちら


小川貴志さん|いこいの村
これまでは地元の認知がある分、とにかく“来てくれた人の満足度”を高めることに集中してきました。でもこれからは、自分たち自身が志賀町の“アイコン”になる意識も必要だなと思っています。いま力を入れているのが「三十六歌仙貝」のPRで、志賀町の文化や物語の入口をつくりたい。道の駅の運営も含めて、来た人に町の魅力をちゃんと渡す場所でありたいし、事業者さん同士をつなぐ役割になっていきたいです。
●詳細はこちら


吉田千里さん|能西水産
富来の海は厳しいけど、その分、漁師はひたむきで熱い。だからこそ獲れる魚には自信があります。志賀町は景色も最高で、夕日なんか本当にきれい。こういう“志賀町の良さ”を、もっと素直に、もっと堂々と伝えていきたいですね。
●詳細はこちら

志賀町の恵みを“ひと皿”に。


特産品を活かしたレシピを紹介。

料理研究家えいさん考案のかんたんレシピ「いかの濃厚炊き込みご飯」と「ころ柿とクリームチーズのトースト」をご紹介します。志賀町の優良特産品を「家庭でも真似できる」に落とし込みつつ、食材の背景が見える志賀町らしさを感じる味に組み立てました。

1品目「いかの濃厚炊き込みご飯」


「志賀町のおいしいが全部詰まっています」
能西水産のいかのいしる干しに、道の駅とぎ海街道にて販売している、いかの塩辛(志賀町製造)、そしてカネヨ醤油の薄口醤油は「ほぼそのまま、少しだけ」という潔い使い方で、旨みの芯を立たせています。受け止め役になるのは、能登ファーム志賀のコシヒカリ。粒の立ち方と甘みが、いかと塩辛のコクを優しくまとめ、口に運ぶほどに「旨みが溢れ出るほど濃厚なのに重くない」おいしさです。

2品目「ころ柿とクリームチーズのトースト」


「干して、待って、仕上げる。その時間まで含めた“ごちそう”だと思う」
土台は、志賀町で人気のビストロ「イグレック」の自家製クルミパン。ころ柿は、オリーブオイルとバルサミコ酢でさっと和えて甘さを引き立て、クリームチーズの塩気と重ねることで、デザートではなく食事やおつまみとしてのひと皿に。干して、待って、仕上げる手間と時間が凝縮されたころ柿を、志賀町らしい食のセンスでアップデートする提案です。

単なる「おいしいを確かめる場」ではなく、志賀町の食が「風土」と「人の手」と「時間」で磨かれていることが実感できるレシピです。



料理研究家 えいさん

素材それぞれの良さを引き出すことを一番大事にしました。素材そのものが強いので、こっちが頑張りすぎない方がいいなと思って、味付けは足し算せず最小限にしています。あと、家でもまた作れるように、工程を増やさず“迷わないレシピ”にしました。ころ柿みたいに手間と時間がかかる食材は、人の仕事がそのまま味になるので、そういう背景まで伝わるひと皿にしたかったです。

●料理研究家えいさんの詳細はこちら
●いかの濃厚炊き込みご飯のレシピはこちら
●ころ柿とクリームチーズのトーストのレシピはこちら

住所:石川県羽咋郡志賀町末吉千古1-1(志賀町本庁舎)
電話番号:0767-32-1111(代表)
問い合わせ:志賀町商工観光課

※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。(更新日:2026年2月18日)
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