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アートな街【大阪・中之島】にインテリアショップがオープン!

カジュアルリッチなインテリアの世界へ

毎日を過ごす自宅のインテリアは、どうやって選んでいますか?
「かわいい」「買いやすい」だけじゃない+αのポイントが欲しいですよね。
そんな大人のインテリア探しにぴったりのお店が中之島にオープンしました。

写真/島田勇子 取材・文/天見真里子

話題の街、中之島散策にぜひ立ち寄りたい
空間デザインのプロが選ぶインテリアショップ

[大阪中之島美術館]や[HAY OSAKA]のオープンで、久しぶりに中之島に足を運んだという方も多いのかも? オフィス街でもあるこのエリアに、2021年12月に路面店としてオープンした[RICH EMOTIONS(リッチ エモーションズ)]は、主に商業建築の空間デザインを手掛ける会社が運営するインテリアショップ。有名な北欧デザイナーの名作や「SNSで見たことある!」といったキャッチーなアイテムと、一歩先をいく新進気鋭のブランドがバランス良く混在。「セレクトの基準は、デザインの美しさとシンプルさ、そしてポップであること、色や形など“かわいさ”は外せません」と、店主のmikiさん。掲げるコンセプトは「カジュアルリッチ」。その思いと意味について聞いてみました。

  • 中之島は、大川と土佐堀川に挟まれた中州があり、水の都・大阪らしい場所。
  • バイヤーも兼ねる店主のmikiさん。品のあるコーデでお店の雰囲気にぴったり。センスの良いスタッフさんに相談できるという安心感も。

やわらかなイメージのダイニングディスプレイ。「円いダイニングテーブルはここ数年需要が高まっています」。ラウンドテーブル121,000円~、AACチェア44,000円(共にHAY)

カジュアルに使えて豊かな気持ちになれる
そんな特別なアイテムが見つかります

ショップコンセプトは「カジュアルリッチ」。ちょっと相反する言葉の組み合わせのようですが、「“リッチ”というのは、クオリティが高いインテリアで、いつもの暮らしがちょっとだけ“豊か”になる、そんな感情を表す言葉。といっても、敷居が高くて肩肘張るようなモノではなく、あくまでも気軽にカジュアルに使えるモノ。素直に見た目がかわいく、それでいて背景やトレンド性など、+αの付加価値もある、そういうモノに出合える場所を目指しています」と、mikiさん。そのラインアップは、FDB MoblerやMUUTO、fermLIVINGなどの北欧ブランドが多く、中には関西では取り扱いがここだけのブランドも。家具からテーブルウエアまで幅広く、ほかではあまり見られないアイテムを厳選しています。

  • FDB Moblerのイスは、かつてデンマーク人の5人に1人が所有していたと言われるほどポピュラー。このペーパーコードチェアは近年デザイナーズホテルでも多く使われているそう。J81オークナチュラル112,000円(FDB Mobler)
  • 関西初登場のfermLIVINGは、北欧らしいシンプルで機能的なブランド。波紋(RIPPLE)をイメージしたグラスセットはスタッキングが可能。左から、シャンパングラスセット ペア8,250円、グラスセット(4点)9,020円(共にfermLIVING)
  • スウェーデンのサステナブルオーディオブランド、TRANSPARENTのBluetoothスピーカーは、ランタンのようなフォルムで、“小さな焚き火”をイメージした照明も兼ねたもの。ライトスピーカー46,750円(TRANSPARENT)

実際に手にとったり座ってみたり、
体験できるショールームみたいなお店

イスやソファなどの家具、さまざまなタイプの照明、グラスやフレグランスなど多彩なアイテムが並ぶ中、シーンを想定したディスプレーが目を引きます。「インテリアのトレンドの話では、ソファは丸いフォルムのもの、照明は低い位置でのペンダントライトが増えています」。丸いフォルムのデザインは柔らかなイメージで圧迫感がなく、日本の住宅事情にも取り入れやすそう。商品はすべて正規輸入の現行品だから、メーカー保証や海外からの取り寄せも可能です。

OSLOソファ465,300円、Pullフロアーランプ118,800円(共にMUUTO)、ペンダントライトANOLI1SMALL 93,500円(NUURA)

「お部屋のコーディネートからギフトまで
いろんなご相談、お待ちしています」

店主のmikiさんは、大手インテリアショップでの勤務経験があり、家具も雑貨も知識が豊富。バイイングも担当していて、興味深いのがそのセレクトしたブランドの多くが、サステナブルな物作りに取り組んでいること。「ファッションだけでなくインテリア業界でも自然環境保全の意識が高まっています。たまたま選んだものが、実はそういうモノだったらうれしくないですか?」。女性店主らしい“かわいい”直感や話題性も忘れないセレクトポイントです。最新のデザイナーズホテルやレストラン、こだわりが詰まったヘアサロンなど、空間デザインを手掛ける会社が運営するショップならではの今どきなインテリア情報もぜひ聞いてみて。

  • elemenseは、線香で知られる日本香堂がアメリカで2018年から展開しているブランド。石を模した陶器にオイルを染み込ませて使うポタリーストーンディフューザー各5,280円、オイル(20ml)3,960円(共にelemense)
  • 「elemenseの石のようなディフューザーは実は、信楽焼なんです。オイルそのものの香りは強く感じても、陶器に垂らすとまろやかに変化するので不思議です」
  • 再生紙100%のボックスは積み重ねてローテーブル代わりにも。ブランドの人気に火を付けたと言われるアイコン的アイテム。PAPER PULP BOX 2個セットSMALL6,600円、LARGE9,350円(共にfermLIVING)
  • 今までシーリングライトを使っていた場所でも、吊りタイプの照明にすることが増えているとか。職人が1点ずつ手掛けるシェードにLED光源を合わせた温かみのあるデザイン。ペンダントライトBLOSSI1 115,500円(NUURA)
  • オーストラリアのセルジャック姉妹が手掛けるブランケットは100%リサイクル素材を使用。「世界でも最もサステナブルなブランケットと言われていて、海外で特に人気が高まっています」。180×130cm 35,200円(SELJAK)
店舗情報
大阪・肥後橋
RICH EMOTIONSリッチ エモーションズ
  • 電話番号
    06-6485-8938
  • 住所
    大阪市西区土佐堀1-6-11 辻広ビル1F
  • 営業時間
    13:00~19:00(日~17:00)※月は予約制
  • 定休日
    火・水・第3日&祝不定
  • アクセス
    大阪メトロ肥後橋駅から徒歩7分
  • 公式ホームページ
    rich-emotions.com
※このページに掲載の商品は消費税10%を含む税込み価格表記です。
※このページに掲載の内容は2022年7月時点での情報です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
※この記事は、令和2年度第3次補正 事業再構築補助金により制作されたものです。

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