昭和レトロ銭湯と喫茶

ノスタルジックな魅力にあふれる銭湯と喫茶店ってどこか似ている?
徒歩圏内にある2軒を、セットで巡って楽しんでみませんか?
SAVVY2022年12月号「関西のかわいい銭湯♨︎」特集からご紹介します!

VOL.3 神戸・元町 なつかしいロゴ!

ポップな90sデザインが味わい深い

「番台って若い人には抵抗ありますよね。だからフロントにしました」とおかみさん。90年代のホテルを思わせる「FRONT」の文字がすてき。

創業1954年。石造の重厚感ある2階建ての外観が印象的な[つかさ湯]は、1階はフロントと脱衣所、2階が浴場という独特な様式に。

「以前は平屋でしたが、1995年の阪神淡路大震災を機に建て直しました。その際、老若男女が楽しめる近代的な銭湯にしたくて、番台をフロントに。でもそうすると脱衣所や浴場が狭くなる。そこでフロアを分けたんです」とおかみさん。そうして広々とスペースが設けられた浴場には自然光が差し込む開放的な造りに。露天風呂、ジェットバス、電気風呂、サウナ(現在男性のみ)など多彩なお風呂でお客さんを癒やす。

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店舗情報
神戸・花隈
つかさ湯
  • 電話番号
    078-341-7085
  • 住所
    神戸市中央区下山手通8-1-24
  • 営業時間
    14:00〜23:00
  • 定休
  • 料金
    入浴料450円(男湯のみサウナあり、別途220円)
  • アクセス
    阪急花隈駅から徒歩3分

つかさ湯から歩いて12分!

神戸で半世紀以上! 愛され喫茶

2階の窓際の席からは、商店街と看板を見下ろせる。ハイカラな看板がより近くで見られるので、ちょっぴりうれしい特等席。

元町商店街を歩いていると、心が引かれる看板の文字が。「看板やロゴがたくさんあるのが特徴なんです」と、スタッフさん。店先の「珊都異知(サンドイッチ)」の看板は、インパクト重視で当て字を取り入れ、先代が看板屋さんと作ったのだとか。

1960年の創業から変わらない空間とメニューを求め、親子三世代で通っている常連さんも多いそう。クラシック音楽のBGM、ビンテージの椅子など、昔から変わらない味のある姿で神戸っ子を魅了し続ける。

1番人気は特注の銅板でふたをして焼き上げるホットケーキ800円(コーヒーまたは紅茶のセット)。ふんわりフォルムにうっとり。


店舗情報
神戸・元町
神戸萩原珈琲店 元町サントス
  • 電話番号
    078-331-1079
  • 住所
    神戸市中央区元町通2-3-12
  • 営業時間
    8:00〜18:30
  • 定休日
    なし(不定休あり)
  • 公式HP
    各線元町駅から徒歩2分

※この記事は2022年12月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。

写真/塩崎 聰 中部里保 取材・文/杉田裕路子

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SAVVY1月号『よしもと漫才劇場となんば』
発売日 2024年11月22日(金)定 価 900円(税込)