神戸の垂水にある海と山に挟まれた町、塩屋。駅を降りた瞬間から下町情緒あふれる雰囲気の町並みを歩いていくと、ピンク色の壁がパッと目を引く小さな花屋がある。古い酒屋をリノベーションし、古着屋や雑貨店が同居する複合ショップ［heso.］の一角にお店を構えた店主のうみさん。お店をするなら海の近くでと思っていたから、お店の名前はu3と書いて「ウミ」に。

「地元の方たちが気軽に立ち寄れるような場所にこれからしていきくて。そして、お花の魅力を伝えられるように」と、店頭には15種類ほど、一輪からでも様になる変わった生花を取り扱う。また、そんな花たちに合わせやすいようにセレクトしたシンプルなガラスの花瓶や自身で作陶する花器、育てやすいように植え替えを済ませた観葉植物も販売。これからも地元の方はもちろん、もっと多くの方へ花の魅力を伝えられるようオンラインも充実させていくとのことで、今後の展開も楽しみ。

うみさんの作るブーケ

ロゴや包装紙には塩屋在住のイラストレーター・mannaさんによって、花と陶器と海のモチーフが描かれている。「町でこの包装紙を持ち歩く人が増えることが夢です」と、うみさん。