カラフルなものから、シックなものまで……。
アジア雑貨店といっても、扱うアイテムの国や年代で実にいろいろだけど、そのどれもが、店主のありったけの“好き!(=センス)”で満たされた空間。
六つの個性的な雑貨店を、店主の三つの“好き!”ポイントと共にご紹介。
#5 大阪・南堀江[ピサヌローク]
左から、店主の近藤優子さんと浦野裕江さん。「見ているだけでハッピー♡」
使うだけで運を呼び込む!?
レトロチャイナのカラフル雑貨
赤い壁に挟まれた鮮やかな緑の扉を開けると、まるで中国のお祭りにやってきたよう!近藤優子さんと浦野裕江さん、旅好きの幼なじみコンビが営むこちらには、中国のレトロでカラフルな雑貨がぎっしり並ぶ。「主に1960~80年代の日用品には、縁起物がデザインされていて華やさが魅力」と近藤さん。中国雑貨にはまったきっかけは、北京で出合った赤ちゃん用のおまる。ぽってり丸い壺のような器に花柄などが描かれ、「こんなにかわいいおまるがあるなんて!」とひと目ぼれ。このような日本にはない雑貨を紹介したいと、店を始めるきっかけにもなった。「おまるだけでなく、あらゆるものに装飾を施す遊び心がすてきです」。幸福を呼び込んでくれそうな雑貨たちを、ぜひ自宅に迎えたい。
〜店主の三つの“好き!”ポイントをチェック!〜
☑好きなアジアの国はココ!
中国
「1960〜80年代の中国の雑貨はおめでたいモチーフが多く、大陸らしい大胆な色遣いや鮮やかな柄もすてき! 」
☑仕入れの決め手はココ!
楽しい気持ちになれるもの
「どちらかというと、実用的なものというよりも、使い方は分からなくても見ていて楽しくなるようなものをあえてセレクトしています」
☑最近のひと目ぼれアイテム
ほうろうのおまる
「最近ではないですが、昔出合った馬桶(まーとん)。花や”囍”(ダブルハピネス)の文字など縁起の良いモチーフがあしらわれています」
\これも好き!/
1970〜80年代のポケットカレンダー各680円。中国の企業などが宣伝用に作っていたもの。
香港の街並みを描いたものなど、ユニークな柄の靴下も豊富にそろえる。990円
1980年代に中国の国営工場で作られたデッドストックの陶磁器ボウル各1,890円
写真/エレファント・タカ 取材・文/SAVVY
店舗情報
ピサヌローク
- 電話番号06-6538-2090
- 住所大阪市西区南堀江2-5-23
- 営業時間13:00~19:00
- 定休日水
- カード使用可(3,000円以上)
- アクセス各線桜川駅から徒歩5分
※この記事は2024年8月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。