集合住宅の一室に、まるで友人宅を訪ねたような隠れ家アトリエが誕生。店主は、飲食店勤務を経て、多くの食にまつわるイベントに携わってきた藤原梨沙さん。生活雑貨など物作りやお菓子作りを行う作家たちと知り合う中で、大切に作られた作品と人々がつながる場所を作りたい、とお客と距離の近いアトリエをオープンすることに。

室内には、里山の木を手彫りした手にしっくりとなじむ台所道具をはじめ、衣食住にまつわるアイテムが並ぶ。いずれも作り手がどんな思いを込めて手掛けているかを丁寧に説明してくれるので、愛着を持って使えそう。

奥の部屋は、古道具がずらりと並び、骨とう好きにはたまらないスペースに。大正時代のガラスの器や、江戸時代の古伊万里の鉢、中国の茶器や豆皿など品数も豊富なので、お気に入りをじっくり探してみて。

クローゼットの中には、「常に fast の対極に在ること」をテーマにしたブランド、CONTINUUMのオーガニックコットンＴシャツなどが並ぶ。暑い夏でもさらりと身にまとえる、着心地の良さが人気。今後は物々交換ができるクローゼットマルシェも計画中。

料理やヨガの教室、新鮮野菜が並ぶマルシェやワークショップなども随時開催。藤原さんのつながりの幅広さを一緒に楽しんでみて！

写真／エレファント・タカ