住宅街の路地の一角でぱっと目を引く、鮮やかな花々が織りなす色の渦。店主はリリィというアーティスト名でも活動する、榎 咲百合さん。学生時代のアルバイトがきっかけで生花店に勤め、独立後、ポップアップやイベント出店などを中心に活動してきた。念願の実店舗では、生花のみならず、榎さんのアンテナに引っかかった雑貨類も展開。どこかウィットに富んだ世界観の中でディスプレーされる楽しげな花々に魅了されるファンが増えている。現在は、出張販売や装花なども行いながら、店舗の入る3階＋屋上の建物で、イベントで知り合ったお店を集めたマルシェ、生花のワークショップなども精力的に開催中。花を糸口に、カラフルな楽しみを届けてくれるお店だ。

オリジナルのラグもチェック

D.I.Y.で作り上げたイエローの壁面には、愛知出身の陶芸家・sanako katoのフラワーベースやマグカップ、オリジナルブランドahoybyのラグなども展開。

取材時は、ラナンキュラス、チューリップ、ダリアなど力強い色合いの花がずらり。インポートのフラワーベースやテキスタイルブランド・filicafilicaのフラワーモチーフのハンカチ2,310円（下写真）など、セレクトされた雑貨の色合いもみずみずしく、個性豊かな花がより生き生きと見えるディスプレー。ブーケは予算に応じていくらからでも相談可能（オンラインは3,850円〜）。

写真／エレファント・タカ　取材・文／SAVVY