南船場の［dieci］がお引っ越し。大阪・堺筋本町に［dieci kyutaro］がオープン

全フロア巡るのが楽しい、
［dieci］の小さなデパート

北欧雑貨店の先駆者であり、セレクトのテイストによってさまざまな店を立ち上げてきた［dieci］が南船場から久太郎町へお引っ越し。「ビル一棟でお店の世界観を見せたかったんです」と、オーナーの田丸祥一さんのイメージが形になった。外観のタイルなどは残してリノベーションした空間は、前店から3倍以上の広さとなり、各フロアが全く異なる雰囲気に仕上がっている。若手作家の器などを扱う一方で、北欧ビンテージやフォークアートのコーナーもあり、新旧を違和感なくミックスするあたりも［dieci］らしいポイント。

1階の雑貨フロアには、F/styleなどのライフスタイルブランドのほか、国内外の作家による器など生活に密着した品々が並ぶ。

1階の奥には［dieci］のルーツとも言える北欧ビンテージ食器の小部屋が！

大阪で製作する眞島拓の漆の食器の取り扱いがスタート。ナラ材のプレート35,200円や取り分けさじ8,250円は、滑らかで優しい手触りが魅力。

2階はアパレルフロア。国内のアパレルブランド・homspunやYAECAなど、カジュアルできれいなアイテムがメイン。

3Fは、ギャラリー＆イベントスペースに。国内外の作家による個展を開催したり、洋服などを販売したり。随時入れ替わる。

写真／エレファント・タカ　取材・文／天見真里子

※この記事は2023年8月号からの転載です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は掲載時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。最新情報をご確認の上お出かけください。